2009/12/18
箱根区間予想~駒澤大学
100の力を出せば優勝
09全日本7位、09箱根予選1位、09箱根13位、08箱根1位
S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手 |
A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手 |
宇賀地強(4年)/≪09全日本2区1位、09予選9位、09出雲3区1位、09箱根2区6位≫エース。小柄だが非常に安定感がありタフな選手。以前は強い選手と併走しているときに力を出していたが、最近は一人でも走れるようになった。4年連続2区はほぼ確実。
星創太(4年)/≪09全日本4区23位、09予選50位、09箱根5区7位≫春に故障して前半を棒に降った。全日本は当日のアクシデントで大ブレーキとなったが、復帰している。全快で山登りなら大きな貯金を見込めるのだが…。暑さと単独走は苦手。
深津卓也(4年)/≪09全日本8区6位、09予選3位≫単独走が得意。宇賀地と2大エースと称されていたが、昨年の箱根前故障して以降、安定性に欠いている
高林祐介(4年)/≪09全日本6区1位、09予選8位、09出雲1区11位、09箱根8区1位≫主将。集団走より一人でガンガン行くのが得意。元々スピードランナーだが、現在は長い距離の方が安定感がある。
藤山修一(4年)/≪09予選41位、09箱根6区16位≫6区第一候補だが、走力もついたので平地もある?。
飯田明徳(3年)/≪09予選17位≫まずまずのレベルで安定している
井上翔太(2年)/≪09予選75位≫細かい故障が多い。
上野渉(1年)/≪09全日本1区9位、09予選16位≫スピードランナーだが、早くも20kmに対応している。ただ、大舞台でもうちょっとという成績が続いている
後藤田健介(1年)/≪09全日本7区4位、09予選49位≫
D(1点):繋ぎ区間で何とか区間中位で繋ぐくらいの選手 |
藤原昌久(3年)/≪≫春先は調子が良かったが、最近はあまりいい結果を残せていない
千葉健太(1年)/≪09全日本3区7位、09予選62位≫1年生にしては十分だが、もう少しという成績が続いている
撹上宏光(1年)/≪09全日本5区4位≫1年生7人衆で一番伸びた選手。ただ、唯一20kmを経験していない
手塚佳宏(1年)/≪09出雲6区9位≫安定している
西澤俊晃(1年)/≪09予選85位≫
岩本雄樹(4年)/≪≫最近のハーフで撃沈したが…山の控えか?
久我和弥(1年)/≪09予選137位≫
上位10人平均(16人平均):2.6点(1.8点) 昨年:2.7点(2.1点)
※昨年の自分の記事見てみると基準あまりしっかりしていないようですが一応
5千10人平均(16人平均):1位13分59秒70(①14分06秒97)
1万10人平均(16人平均):3位29分08秒33(①29分20秒23・14人)
ハーフ10人平均(16人平均):1位63分25秒6(①63分52秒9・15人)
戦力分析
まずは一番下の平均タイムを見てみよう。
3つとも非常に高いレベルで安定している。5千は10人でなんと
13分台。1万は城西と日体大に僅かに負けているが、高林が28分台の実力がある選手なので、
実質1位。ハーフはインフレ気味の箱根予選(このため農大とは僅差)を合わせてあるが、
3位以下は大きく引き離している。エントリー選手全員を合わせたのは全部トップ。これだけを見ると、
優勝候補本命と一見思うのだが、
そうはならない様々な理由があるので、十人十色の予想となっている。
先に良い点から見てみようか。やはり4年生カルテットと1年生カルテットの能力値が非常に高いことがあげられる。まず4年生だが宇賀地はSランクに限りなく近いAランク。深津、高林もAランクにしてもいいかもしれないくらい。特に宇賀地と高林の安定感はすごく、箱根でも期待大。また藤山も走力がついて、6区でかなりの好走をする可能性はある。そして1年生はほとんど全員が安定している。とかく1万30分以内で全員走ったのは素晴らしい。また1番手の上野は距離が不安視されていたが、しっかり結果を残した。その他、飯田や井上も20kmで結果を残しているのも大きい。
ただし、不安要素は多々ある。まずは2年3年の少なさ。この2学年合わせて16人中3人。前回出走した渡邉がエントリー漏れしまい駅伝出場経験は井上のみ。彼らが出場するとなると経験不足とプレッシャーが心配。1年生が一番多いし、選手層はそんなに厚くはない。その大量エントリーの1年生だが、いくらポテンシャルが高い選手とはいえ、1年生を大量に使うのはリスクが伴う。また、4年生も深津、星に不安が残る。特に深津はエントリーの時点で70%の状態だそう。それと常に「3位以内」を目標に掲げる大八木監督が、「3位」とトーンダウンしているのも気に掛かる。1年生を多数使いたいという発言もあり、来年以降を見据えての起用もあるかもしれない(確かに4年生が抜ける来年はきつい)。
色々考えながら箱根予想といきたい。
区間予想
山王道:上野-宇賀地-高林-撹上-星 藤山-千葉-後藤田-深津-飯田←これでいきます
山2番手?:星-宇賀地-上野-撹上-飯田 岩本-高林-後藤田-深津-藤山
おまけ(1年生7人ver):上野-宇賀地-高林-撹上-後藤田 久我-西澤-手塚-深津-千葉
星、藤山の山の第一候補の2人が万全ならこんな感じになるのではないかと思います。全日本で1区を走った上野がそのまま1区。経験もあるし、次がエースなので、気負わず自分の走りを。そして宇賀地。ダニエルには負けるだろうが、日本人トップを取れる可能性は十分。タイムは67分台で駒大記録を作るのがノルマか。このくらいで走れば強豪チームから1分から2分貯金することができるはずである。
続いて、前回大ブレーキとなった3区。今年は繋ぎではなく、攻める3区にすると思い高林。本人も3区が走りやすいと言っているし、今年の3区は全体的に力が落ちるはず。万が一、出遅れていても今の高林の力ならガンガンいけるはず。理想はトップ争いである。そして4区は全日本で前半からガンガンといった撹上。その突っ込み方、20km未経験ということを考えると最短区間の4区はうってつけだろう。
山は5区は星。脚は大丈夫という仮定での起用になるが、昨年はかなり悪い流れの中、区間一桁で走った。上位で襷をもらえば更なる上位も可能なはずだ。藤山も平地で起用できる走力がついてきているので、今度は区間一桁、いや、上位を期待できるはずだ。どちらも区間5位以内でクリアできれば、総合順位もかなり期待できるだろう。
その後は千葉、後藤田の1年生リレー。ポテンシャルはある千葉が7区、そしてロードが得意で後半型の後藤田が後半に登りのある8区。個人的に後藤田には結構期待を寄せている。そして9区は深津。状態が上がっていないとはいえ、他には考えられない。坐骨神経痛を再発などしない限りは起用されるはず。最後は飯田。初出場で不安がる声もあるだろうが、予選16位を残せるのは贅沢だろう。他には関カレハーフ5位の井上らも候補になるだろう。
理想的にレースが進めば、やはりトップ有力。選手の数はいるし、状態次第で様々なオーダーが組める。山が星、藤山でない可能性もある。その場合は星が1区に回って、藤山が復路の何処か。念のために山の直後の7区に高林を回すという感じにしてみたが…ちょっとしっくりこないか。後は遊びで1年生7人'''使ってみた。うまくいけばこれでもシード権取れるんじゃねーの?w まあ、大失速の可能性もあるわけなので、絶対ないだろうけどね。
とりあえず、不安要素をどこまで出さないようにするか。前も書いたが全チームが100の力を出しきったと仮定すれば、駒大が1位。最近、安定性に欠けてしまっているが、どこまで修正できるか見物である。
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