2009/12/21
箱根区間予想~日本大学
3冠挑戦権を持つチーム
09全日本1位☆、09出雲1位☆、09箱根7位
ギタウ・ダニエル(4年)/≪09全日本8区1位、09出雲6区1位、09箱根2区2位≫大学長距離界のエース。出雲全日本両駅伝で爆走した。5区宣言をしていたが、どうやら2区のよう
A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手 |
池谷健太郎(3年)/≪09出雲5区9位、09箱根6区9位≫スピード型。記録にムラがある
ガンドゥ=ベンジャミン(1年)/≪09全日本4区1位、出雲1区3位≫ロード型。留学生規制によりダニエルにアクシデントがない限り出場はない
谷口恭悠(4年)/≪09全日本5区3位、09出雲2区6位、09箱根3区16位≫主将。スピード型で暑さに弱いらしい
丸林祐樹(4年)/≪09全日本6区7位、09箱根7区13位≫持ちタイムは主力級だが、駅伝で結果が出ない。また飛ばし癖がある。最近絶好調。
吉田和矢(4年)/≪09箱根10区7位≫ロード型。今季は調子が上がっていない
堂本尚寛(2年)/≪09全日本3区2位、09出雲4区7位、09箱根1区22位≫日本人エース。距離にも不安は無くなった。
佐藤佑輔(1年)/≪09全日本2区11位、09出雲3区4位≫積極的な選手。上尾ハーフは車酔いの影響で結果が出なかったらしい
D(1点):繋ぎ区間で何とか区間中位で繋ぐくらいの選手 |
井上陽介(4年)/≪09全日本1区12位、09箱根8区15位≫安定している
岡村悠平(2年)/≪09箱根4区18位≫秋に故障した
山崎大直(2年)/≪≫長いロードに強い
高月雄人(3年)/≪≫3障の選手
笹崎慎一(3年)/≪≫
山下尭哉(2年)/≪≫
横松徹(1年)/≪≫1万の距離くらいまでは安定している
吉田貴大(1年)/≪≫
上位10人平均(16人平均):2.2点(1.4点) 昨年:2.3点(1.5点)
※ベンジャミンは入れていません
※昨年の自分の記事見てみると基準あまりしっかりしていないようですが一応
5千10人平均(16人平均):3位14分01秒68(⑤14分13秒44)
1万10人平均(16人平均):6位29分15秒70(⑩29分46秒28)
ハーフ10人平均(16人平均):10位64分08秒0(⑫64分58秒3・14人)
戦力分析
3冠がかかっている日大だが、やはり箱根はかなり
厳しい戦いを強いられそうだ。データ上、
距離が長くなるにつれどんどん平均順位が下がっていっている。
出雲や全日本優勝したのはベンジャミンがいたこともあるが、
得意距離でもあったということだ。また、16人の平均が全部ランクダウン。ハーフは14人のみということを考えると落ちるのはやはり
層が薄いということ、これも難しい点だ。
チームの柱は勿論、ダニエル。ダニエル無しで日大を語ることは不可能。関カレ4冠から始まり、出雲全日本での大逆転劇。日大はおろか今季の学生長距離界がダニエル中心に回っているといっていいくらいである。勿論、日本人もいる。全日本優勝のお膳立てをした堂本と谷口、元気がある佐藤、11月に大幅自己ベストを出した丸林、山崎といる。また、吉田、井上、岡村、池谷ら前回の箱根メンバーが8人も残っており、経験という点では有利な点だ。
ただ、問題はこれだけ経験者がいるのに、日本人ランナーに成長が見られないのだ。堂本、丸林は記録を伸ばしてきているが、その他のメンバーは何となく昨年以下となっている選手が多い。また、そのために5区を走れそうな選手がいない(だからこそ、ダニエルが5区希望したのだろうが)。例えダニエルでうまく抜け出せても、5区で捕まってしまう。ここを走れる選手が出てくれば、3冠への希望も見えてくるのだが…。
区間予想
王道:堂本-ダニエル-佐藤-高月-山崎 池谷-谷口-井上-丸林-吉田
奇抜:佐藤-堂本-谷口-井上-ダニエル 池谷-山下-笹崎-丸林-吉田
3冠がかかっているということで、3冠を狙えるようにオーダーを組んでみる。1区は勿論堂本。昨年はふくらはぎを痛めている状態で走る事になったが、そうでなければ実力のある選手。2年連続で1区を失敗してしまっているので、今度こそダニエルにいい位置で繋げたい。昨年のような展開なら先頭集団内で襷を渡したい。これでようやくダニエルを『活かせる』。スタート直後から飛び出し、66分30秒がノルマ。区間新出せれば最高だ。他のチームは2区コスマスの山学以外は2分。東洋あたりには4分以上つけたい。
3区は日本人エース候補の佐藤。イメージは75回大会当時1年の順大入船。あの時は三代のいい流れをうまく引き継いだが、そんな感じで走ってもらいたい。で、4区は高月。スピード型だが、18.5kmなら何とか持ってくれるかと。3区コスマスが爆走した山学した場合意外はまだ大丈夫なはず。トップで5区へ。ここを誰にするか迷ったが上尾ハーフで好走した山崎。日大ファン内では1年生の頃から長い距離やロードが評価され、1年ながら復路後半の予想をする人もいた。というわけなので、そうしてみたが…何とか昨年の早大三輪くらいのタイムで走れないだろうか。理想で行けば東洋とも5分近く開いているので、柏原以外はそうは抜かれないはず。往路3位以内では終えたい。
復路は池谷が59分半ば。ムラがある選手だが、きちんと走ってほしい。ここでまたトップに追いつく。そしてここに温存しておいた谷口を投入。総合優勝を狙うにはここにとっておきたい。ここで単独トップにたつ。そして安定している井上がきっちり繋ぎ、9区丸林で勝負。メンバー次第では1万の持ちタイムトップになる可能性もあるわけだが、9区で決定付ける。で、10区ロード型の吉田がそのままトップでゴールを運ぶ
優勝シナリオを考えるとこうなるだろうか。としてもやっぱり無理があるかなあ。鬼門の1区さえ乗り切れば、まあシードはどうにかなるかなあという感じだろう。ただ、1区でもし出遅れることになると、間違いなくシード権争い巻き込まれる。そうなると、ちょっとまずい。昨年は5区に阿部がいたからいいが、今年の場合は5区で圏外にはじき出される可能性があるのだ。後何とか耐えても10区候補の吉田が不調に喘いでいる。仮に9区までも持っても最後1枚が足りない可能性もある。ベンジャミンは使えないし、岡村が間に合えばいいなと思っているが…。
後は多分無いだろうが、一応5区ダニエルバージョンも。この場合は、佐藤、堂本、谷口を最初に投入。4区終了時で10位前後で出来れば東洋の前。そんでダニエルが75分以内で爆走。そのまま逃げ切るという感じか。ただ、この場合も1区で失敗したら終戦になるかもしれないが…。
とにかく、1区で失敗しないこと。ここ次第で大幅に総合順位の変化があるといえる。3冠の話はそこをきっちり走ってからという感じだろう。
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