2009/12/22
箱根区間予想~中央学院大学
不気味な雑草軍団
09全日本8位、09出雲10位、09箱根5位
A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手 |
三浦隆稔(4年)/≪09全日本4区10位、09出雲2区2位、09箱根7区14位≫監督からの信頼は厚い
小林光二(3年)/≪09全日本8区3位、09箱根3区15位≫エース格。ただ接戦に弱いらしい
塚本千仁(2年)/≪09全日本1区5位、09出雲1区6位≫今季急成長。主力が集まった1区でしっかり走った
渡邊嵩仁(2年)/≪09全日本3区1位、09出雲3区3位≫今季急成長。タフさはないが、暑さには強い。本人は5区希望
大野紘祟(4年)/≪09全日本2区7位、09箱根8区17位≫箱根2区候補
木之下翔太(4年)/≪09箱根10区14位≫主将。夏に故障した。ロードに強い
鈴木忠(3年)/≪09箱根1区11位≫ロード型。1区スペシャリスト。夏場に故障。復帰したが主力区間は回避?
D(1点):繋ぎ区間で何とか区間中位で繋ぐくらいの選手 |
磯将弥(4年)/≪≫
渡部恭平(4年)/≪09全日本7区5位≫
大谷克(3年)/≪09箱根4区8位≫
野中洋輝(4年)/≪09全日本6区11位≫練習では強いそう
田口優(4年)/≪09全日本5区14位≫
小畠彰(4年)/≪≫
沖坂佐鶴(3年)/≪09出雲4区10位≫
仁部幸太(3年)/≪≫中学には珍しいスピード型。夏場に故障。
室田裕司(1年)/≪09出雲6区15位≫
上位10人平均(16人平均):2.1点(1.3点) 昨年:2.1点(1.4点)
※昨年の自分の記事見てみると基準あまりしっかりしていないようですが一応
5千10人平均(16人平均):15位14分22秒63(⑮14分31秒56)
1万10人平均(16人平均):17位29分50秒46(⑯30分00秒26・15人)
ハーフ10人平均(16人平均):16位64分27秒7(⑬65分06秒1・15人)
戦力分析
平均タイムだけで判断すると、
どう見てもシード権に届きそうな気はしない中央学院大学。エースがいるわけでもなく、地味な印象に思える。ただ、それでも
評価は高くシード権内に予想する人も多いのは、ロードでの強さも去ることながら、
出雲全日本での瞬間トップが印象に残っている人が多いからだろう。木原という柱が抜け、
エース不在となった中、出雲も全日本でも一時トップに立つ活躍を見せているのだ。最終的な順位は低かったものの、箱根に期待を持たせる活躍であった。
主要区間を担いそうな選手は、大野、三浦、小林の上級生。全日本も2区4区8区のポイント区間を担当している3人が、他大からは少し劣るかもしれない区間を凌ぐという形になるか。その脇を固めるのが塚本、渡邉といった勢いのある若手。渡邉は出雲でチームをトップに、全日本でも区間賞を取った選手。タフさはないのであまり試合には出てこないが、箱根に向けて調整しているはず。塚本は出雲全日本を1区スペシャリストだった鈴木以上の成績を残している。
残念なのがその鈴木や前期活躍した仁部が主要区間を担えそうに無い事。箱根には間に合うということだが、果たしてどういう編成になるのだろうか。夏に故障者がかなり出たようで、本来組みたかったオーダーからは離れそう。主将の木之下は前回と同じ10区でもいけそうだが、果たして誰が出るのか。選手層は決して厚くないので、これ以上故障者が出ると、監督が掲げるエース区間以外、区間10位以内で繋ぐということが出来なくなってしまう。何とかソツなく繋いで、シードラインに絡んでいければと思う。
区間予想
現状:塚本-大野-三浦-大谷-渡邉 渡部-鈴木-野中-小林-木之下 ←これでいきます
理想:仁部-小林-鈴木-大谷-渡邉 渡部-塚本-大野-三浦-木之下
現状最大限力が発揮できるオーダーを組んでみた。1区2区塚本と大野は全日本そのまま。塚本は勢いを活かして、また区間5位くらいで。大野は苦しいだろうが、10位から15位の間で粘りたい。その後、全日本で失敗してしまった三浦が今度はきっちりと追い上げる。一番信頼している4年生が2区3区を担っている。ここで失敗したらもう絶望的に近いか。
そして大谷が何とか昨年に近い成績で繋いで、ここで10位から12位あたり。次誰にするか悩んだが、思い切って渡邉でどうだろう。試合に出てこない(タフさがないという話だが)し、出雲や全日本でのあの走りが山登りでも活かせれば本当に面白いことになるのだが。それに3年連続個々は安泰ということになる。走れるのならここで一気にシード権内に突入しておきたい。
復路はまず中学鬼門の6区から。昨年走る予定だった真田がおらず、ちょっと分からないので、全日本でまずまず走った渡部にしておく。誰に予定なのだろうか。続いて、回復途上の鈴木。1区以外は初めてだが、繋ぎ。またシード争いをしていたら集団になることもあるので、どうにか耐えてもらう。そして、8区はスタミナをつけているはずの野中。全日本ではあまりよくなかったが20kmの方が強いはず。粘ってもらいたい。
そして9区に小林を投入。競り合いに弱いということで往路回避(といっても最近は復路終盤でも競り合いになるが)。全日本8区で見せたようにガンガンいってもらえたら、シードラインよりも早く走ることは可能。出来ればここでシード権の安全圏へ逃げ込みたい。そして、アンカーは木之下。上尾ハーフを見る限りどうにか問題なさそう。安定した走りでゴールまで襷を運んでもらいたい。
こんな感じのシナリオでどうだろうか。これで何とか初の3年連続シードということになるのだが。後、理想系でのオーダーも考えてみた。それは現状の往路1区~3区のメンバーを復路に回すことのできるオーダー(陸上マガジン増刊号参照)。それはスピードのある仁部が1区。で小林鈴木が2区3区を凌ぎ、復路の塚本、大野、三浦で一気に勝負をかけるというオーダー。これはシード権だけでなく、前回以上も可能といったところだが、理想言っても仕方ないので、精一杯のオーダーを組むしかない。
まあ、最も伝統に戻った中央学院。理想は81回大会。序盤を凌ぎ、徐々に浮上していく。この時の再現をすれば、きっとシードラインを上回る成績が取れるはずである。
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