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箱根駅伝論評~東京農業大学

往路5位復路5位
総合5位東京農業大学
(順位予想:往路14位復路4位総合9位 区間予想:2区4区8区10区)

 何で往路はこんな順位予想したのか自分で謎だ(苦笑) 区間予想は山を当てることができなかったのが残念。

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差
1区清水和朗(4年)1時間4分09秒区間11位(11)1分42秒
2区外丸和輝(4年)1時間8分38秒区間3位(11→6)1分24秒
3区松原健太(2年)1時間3分48秒区間5位(6→6)2分04秒
4区市川貴洋(3年)57分21秒区間6位(6→3)3分28秒
5区貝塚信洋(3位)1時間23分03秒区間7位(3→5)4分57秒

6区松岡育生(4年)1時間2分02秒区間15位(5→5)6分04秒
7区瀬山直人(2年)1時間6分26秒区間8位(5→5)7分34秒
8区須藤朗(4年)1時間7分59秒区間10位(5→5)8分37秒
9区田村英晃(3年)1時間11分23秒区間4位(5→5)7分42秒
10区木下潤哉(2年)1時間11分53秒区間4位(5→5)6分29秒

【敢闘賞】外丸和輝…3年間2区で全て役割を果たす
【殊勲賞】貝塚信洋…よく踏ん張ってくれた
【技能賞】田村英晃&木下潤哉…昨年のブレーキ区間を見事

 昨年、残り2kmで手中に収めかけたシード権を手放す、悔しい経験をした東農大。その悔しさをバネに大人のチームへと成長した。

清水&外丸の安定感
 序盤は84回大会久々に東農大が復帰した際、1区2区を務め、スタートダッシュを決めた清水と外丸がしっかりと役割を果たした。清水は第2集団でじっと我慢する走り。区間順位は2年前から下がったが、最低限の走りをしてくれた。そしてエースの外丸。今年はずっと調子が上がっていなかったが、長いロードではしっかり走っていた。今回も、きっちり順位をあげて、3区に襷を渡した。

 この2人は本当に3年間東農大を支え続けていたと思う。特に外丸は必ず結果を残し続けていた。7位、4位、3位という区間順位は非常に評価されるべき結果。彼の強さが増していくごとに東農大の結果が上がってきているので、それだけ周囲に良い影響を与え続けていたということ。今後も外丸のように精神的にタフな選手が現れる事を願いたい。


課題を克服
 ただ、東農大の課題はここから。過去2年間は外丸の走りを活かす事ができていなかった。しかし、この1年でチームは成長した。3区松原は全日本での失速で心配だったが、区間5位で流れをキープ。4区市川は区間6位ながら、失速してきた選手をしっかりと交わして、なんと3位にまで浮上。昨年はこの地点でシード権より下の順位に下げてしまったことを考えると、大変な躍進だ。

 そして不安だった5区。東農大のウィークポイントだったのだが、2年連続5区の貝塚がクレバーな走り。トラックで全く走れて居なかったので実はかなり心配していたのだが、得意のロードでしっかりと成長していたよう。順位は下げたが、評価していい走りだろう。

 また、前回は8区で再浮上するも、9区10区で逆転を許してしまったが、その反省を活かし9区10区に往路でも充分やれる田村、木下を配置(する余裕があったというべきなのかな?)。8区終了地点で復路14位だったのだが、ここで復路5位にまで浮上で昨年と全く違う結果に。しかも2人とも序盤から突っ込んで攻めていったので、それも評価できる点。順位以上に価値があるだろう。


そのまま上昇気流を
 それにしてもこの4年間の上昇はいい感じだ。
予選11位→本戦17位(予選8位)→本戦12位(予選2位)→本戦5位(予選2位)
 これだけ順調に上がっていくことも珍しいように思う。必ずしも、トップレベルの選手を多く獲っているわけではない(まあ、年々上がってはいるだろうが)ので、育成においても中々のものがあると思う。

 さて、このまま上昇気流を続けられるかどうかが一番の課題。上昇気流の中心に居た外丸や清水がこれで卒業。実力も精神的にも支柱だった彼らが抜けることになるが、果たして残されたメンバーでどれだけ結束することができるか。それが今後の注目点になっていくだろう。



来期への展望

○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
清水和朗1区11位、外丸和輝2区3位、松岡育生6区15位、須藤朗8区10位

○在校生出走メンバー
松原健太3区5位、市川貴洋4区6位、貝塚信洋5区7位、瀬山直人7区8位、田村英晃9区4位、木下潤哉10区4位

○補欠メンバー(+α)
横山裕己(前々回3区19位)、川内涼、木村翔太

 まあ、精神的支柱が抜けるといっても、残っているメンバーは非常に期待できる。在校生6人全員が区間一桁なのは大変心強いこと。個人的に市川と松原で箱根1区2区をこなせるようになれれば3区田村5区貝塚9区木下が強力なので来年も期待できるようになると感じている。層がちょっと薄くなってしまったので、そこの回復もしたい。横山の復活やまだあまり目立っていない新2年の底上げが来年も残る鍵となりそうだ。

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