2011/11/24
2011国際千葉駅伝感想
日本とケニアのシーソーゲームとなった国際千葉駅伝ですが、ケニアの男子10代の選手の力が爆発。特に5区を走ったモクア選手が凄まじかった。10㎞区間で3㎞8分ちょっと、5㎞13分30秒という速さで突っ込んで、終盤のアップダウンもそのままもってしまった。まあ、ケニア勢が本領発揮したらこうなるんだなぁという感じですかね。末恐ろしさを感じました。
では日本の3チームを1つずつ。男子選手中心なのでご了承ください。
総合2位日本代表2時間4分59秒
1区上野裕一郎13分40秒区間4位(4)4秒差
2区西原加純15分17秒区間賞☆(4→1)-20秒差
3区竹澤健介28分53秒区間3位(1→2)8秒差
4区小林祐梨子15分46秒区間賞☆(2→1)-29秒差
5区鎧坂哲哉28分47秒区間2位(1→2)35秒差
6区新谷仁美22分36秒区間賞☆(2→1)19秒差
何だか女子で稼ぐんだけど男子が吐き出すというレースになってしまいましたね。その女子ですが西原選手が一番光りましたね。昨年は学生選抜をトップに導いてMVPになりましたが、今回もMVPなっちゃうのではないかとあの時点では思いました。
ただ、SB食品の2人がちょっと伸びなかったなぁ。上野選手はラストスパートで帳尻合わせしたけど、いつもの調子ならそれまでに引き離されなかったはず。竹澤選手は最初は快調だったけど5㎞から8㎞くらいまでストライドが伸びませんでした。この2人が実力通り走れていれば流れは違ったかなぁとは思います。
タイム差的には5区鎧坂選手で開きましたが、これはどうしようもなかった。鎧坂選手自身は万全でない中、従来の区間記録を更新する走りでしたからね。鎧坂選手に関しては腰の状態を治して箱根2区に合わせてほしいところだ。まあ、最後新谷選手の追い上げで盛り上がりましたし、まずまず頑張ったと思います。
総合3位日本学生選抜2時間7分26秒
1区大迫傑13分41秒区間5位(5)5秒差
2区竹中理沙15分36秒区間2位(5→2)20秒差
3区窪田忍29分02秒区間5位(2→4)37秒差
4区吉本ひかり15分49秒区間2位(4→3)32秒差
5区出岐雄大29分28秒区間5位(3→3)1分48秒差
6区野村沙世23分50秒区間4位(3→3)2分46秒差
昨年はまさかの優勝を遂げた学生選抜ですが、今年は定位置に収まりました。最初の大迫選手はひとまず5千12分台のベストを持つケニアの選手に途中まで付いて行っただけでも収穫でしょうかね。出雲の時のような走りはできたと思いますが、いかんせんレベルが高く5位まで落としてしまいました。まあ、更なるレベルアップの礎になればと思います。
また、3区の窪田選手は競り合いを経験できましたね。これまでの駅伝では単独走が多かったですから。箱根はどこになるか良く分かりませんが2区ならば混戦だろうし、9区でも東洋とのマッチアップありそうですし良かったのでは。5区の出岐選手はかなり飛ばしてましたね。2分50秒ペースで走っていた鎧坂選手を最初追い上げてましたので。多分全日本の時よりは調子落ちていたでしょうが、その中での攻めの走りは良かったと思います。それぞれ今回の経験を持ち帰ってほしいところです。
総合7位千葉選抜2時間11分55秒
1区佐藤佑輔14分01秒区間7位(7)25秒差
2区中村萌乃16分07秒区間7位(7→8)1分11秒差
3区尾崎貴宏30分06秒区間9位(8→8)2分32秒差
4区古宮久美子16分22秒区間4位(8→8)3分00秒差
5区久保俊太31分02秒区間9位(8→7)5分50秒差
6区篠塚麻衣24分17秒区間6位(7→7)7分15秒差
1区で箱根予選日本人トップの佐藤選手が登場。ただ、佐藤選手は長いロードをひたひた走るタイプなのでこういう区間はちょっと分が悪かったかな。まあ面子的に1区しかなかったか。上野・大迫選手との5千での持ちタイム差を考えると妥当な感じですかね。まあ学連選抜でおそらく往路のどこか走ると思うので、そこでしっかり走ってほしいところだ。
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