2大エースの復活が鍵
東 京 農 業 大 学
エントリー選手独断ランク付
7点:エース区間、山で大きく稼げる選手
6点:エース区間、山でしっかり走れる選手
5点:エース区間や山も走れる選手
4点:主要区間で区間中位~上位で走れる選手
木下潤哉(4年)28分50秒53≪11予選39位、11箱根2区8位、10出雲3区4位、10箱根10区4位≫…前回箱根2区で好走しチームの主力に。その後故障していたが、箱根予選で復調傾向。
木村翔太(3年)29分14秒10≪11予選11位、11箱根10区10位、11出雲6区9位、09予選161位≫…箱根予選で不調だったエースの代わりにチームトップに入った選手。ロードとトラックのバランスが取れている
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
松原健太(4年)28分48秒86≪11予選85位、11箱根1区14位、10出雲1区9位、10箱根3区5位≫…スピードエース。今季は全日本予選を初めずっと不安定な成績が続いている。
青木優(3年)29分13秒77★…今年になって急成長した選手で全日本予選4組で上位に食い込んでいる。箱根予選は怪我で欠場したが、その後記録会で1万29分台。
内藤寛人(3年)29分38秒51★≪11予選33位、11出雲5区7位≫…昨年の出雲で出走メンバーに選ばれた。箱根予選でチーム4位に食い込む。先日の記録会途中棄権している
浅岡満憲(1年)29分45秒03★≪11予選29位、11都道府県1区11位≫…関カレ2部5千で表彰台立つなど勢いのあるルーキー。箱根予選も故障明けながらまとめてきた
花田昌之(3年)29分55秒75≪11予選17位≫…トラックでは目立たないが、ロードだと非常に強い。箱根予選はそれをいかんなく発揮した
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
竹内竜真(1年)29分20秒78≪11予選71位、11都道府県1区9位、10高校1区16位≫…浅岡選手に隠れているが、全日本予選・箱根予選と安定した成績を残している
佐藤達也(2年)29分33秒04≪11予選261位≫…高校時代からロードが強い。箱根予選はアクシデントがあったが、その後1万で自己ベストに近いタイムを出している
三輪晋太郎(2年)29分56秒99≪11予選69位≫…箱根予選で頭角を現した選手
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
津野浩大(2年)29分35秒64≪11予選144位、11箱根5区17位≫…前回5区を急遽任され失速。以後、中々いい成績を残せていない
岩淵慎矢(1年)29分58秒88★≪11予選83位、11都道府県1区24位、10高校1区15位≫…夏を越えて急成長してきている選手。
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
大工谷秀平(4年)29分27秒91≪11予選176位、11箱根8区20位≫…3障に強い選手。長い距離はまだ大きな結果を残していない。
山本和樹(2年)29分34秒30…社会人を経て入ってきた選手。大学に入ってからは苦労している
藤代晃司(4年)30分04秒91≪09全日本5区16位≫…駅伝経験あり
大貫秀水(4年)30分17秒75★…夏を越えて伸びてきた選手
上位10人合計:29点
(参考:優勝争い40点程、シード争い30点程)
5千順位-1万順位(今季)-ハーフ順位
ランク:13位-10位(14位)-7位
戦力分析&区間オーダー予想
まずまず戦力は充実している印象だが、今季の東農大はもう少し弾け切れていない。その大きな要因は松原&木下の4年生エースコンビが揃って不調だったり故障したりしていたことだ。それではいききれなくて当然だ。箱根まで復活の急務が待たれる。最も、中堅選手は非常に面白い。特に3年生が充実していて箱根予選で10番台に入った木村・花田選手、全日本予選で最終組を走った青木選手がいる。1年生も浅岡選手など伸びている選手もいる。彼らの伸びと4年生の復帰がうまくかみ合わばいいチームになる。
区間オーダー予想※()は目標通過順位
浅岡(6)-木下(12)-松原(11)-内藤(10)-木村(8)
竹内(8)-三輪(9)-佐藤(8)-花田(8)-青木(7)
変な事は考えず、木下と松原選手は往路のポイント区間である2区と3区に置きました。2人ともこの区間での好走経験がありますし、走ってもらわなければ困る選手。調子は分かりませんが、固定で考えました。
エースを2区3区にしたということで1区はどうするの、ということになりますが、浅岡選手面白いんじゃないのと思いました。関カレ5千で駒大の選手を抜き去った爆発力もありますし、箱根予選もまずまず走りました。将来的にも期待できますのでスターター任せたいです。2区3区頑張ってもらって4区は内藤選手。1万のベストを更新し、箱根予選も33位と乗っています。至近の日体大記録会途中棄権が気になりますが、エントリーに入ったので問題ないとします。ここまでは基本シードラインに喰らいつくという感じかな。
そして今回稼ぐポイントとしたのは5区。前回急遽変更になったのもあるが流れを失う原因となった区間だ。ここに箱根予選チームトップの木村選手を投入。長いロードに強い選手なので浮上を図りたい。変わって復路の出だし6区はここ2年無名の4年生が担当しているので、大工谷や藤代選手かなとも思ったのですが、いい結果が出ているわけではない。なので、1年生の竹内選手を抜擢。浅岡選手に隠れて目立たないが安定した成績で推移しています。あわよくば木下選手1年時の走りができればと思う。
7区8区は調子によって変わるだろうが、今回は箱根予選で結果を出した三輪選手とロードに強い佐藤選手を選びました。耐えることが出来れば9区10区にも駒を残せる。9区にこれまたロードで安定して走れる花田選手。そしてアンカーには全日本予選で最終組を担当し好走した青木選手でシード権を確実に獲りに行く。
総合力は確実に高いはずです。エース不調でも全日本予選も3組終了時では通過圏内に付けていたし、箱根予選も安定して戦った。木下選手が3年時の走り、松原選手が2年時の走りができれば(ランク付ではもう一つ上になります)、シード権には手が届くはずなんですよね。長い距離で結果を出した選手も多くいるので、その力をみせていきたいところだ。
おまけ
そういえば、東農大は、世界選手権マラソン金メダリストでオリンピックの「コケちゃいました~」で有名な谷口浩美氏がコーチ就任されたみたいですね。何で東農大?と思ったのですが、よくよく考えると監督の前田氏と日体大の1年後輩。しかも6区7区で襷リレーも行っていました。まあ、本格的には来年度からになりますが、どのようになるか注目です。
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