2011/12/18
箱根駅伝展望~城西大学
持ち前のスピードを取り戻したか
城西大学
エントリー選手独断ランク付
7点:エース区間、山で大きく稼げる選手
6点:エース区間、山でしっかり走れる選手
5点:エース区間や山も走れる選手
4点:主要区間で区間中位~上位で走れる選手
橋本隆光(4年)28分33秒21≪11全日本1区11位、11予選21位、11箱根2区18位、10全日本3区7位、10箱根4区3位≫…城西大のエース。箱根予選はチームトップだった。そこそこ走れる安定感が売り。ただ、エース区間はやや実力不足な印象
田村優典(4年)29分03秒98≪11全日本8区11位、11予選89位、11箱根5区7位、10全日本2区11位、10箱根5区6位≫…主将。箱根で2年連続5区を務めている。秋になって不調に陥っている
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
山口浩勢(2年)28分54秒53★≪11全日本2区12位、11予選66位、11箱根4区4位、10全日本1区16位、10出雲1区10位≫…3障のインカレチャンプ。スピードがある。スタミナ面が課題。全日本は故障明けだった
村山紘太(1年)28分56秒53★≪11全日本3区11位、11都道府県1区2位≫…城西大期待のルーキー。全日本予選で大活躍した。箱根予選前に故障したが1万28分台で回復
吉元真司(3年)29分26秒96≪11全日本6区8位、11予選86位、11箱根7区8位、10全日本6区5位、10出雲5区8位≫…中堅選手。駅伝では確実に区間一桁の成績を残している
平田啓介(2年)29分37秒31★≪11全日本4区10位、11予選47位、11箱根8区13位、10全日本5区8位≫…1500から20㎞までこなすマルチなランナー。箱根予選チーム2位。
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
石橋佑一(3年)29分32秒02★≪11全日本7区6位、11予選87位≫…今年になって急成長した選手。初の駅伝となった全日本で好走。
玉澤悠輝(4年)29分42秒52≪11予選70位≫…全日本予選出走、箱根予選チーム4位と堅実に推移している。
磯山貴大(4年)29分44秒42★≪11予選75位≫…箱根予選チーム5位。その後の1万も粘走した
山本隆司(4年)29分41秒67★≪11全日本5区11位、11箱根6区15位≫…前回箱根6区を担当。上尾ハーフで64分台
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
中原大(3年)29分06秒00≪10箱根3区18位、09予選60位≫…本来のエース。手術も経験しての長い故障から復帰。5千を軽々走った。
松村元輝(1年)29分29秒62★≪11都道府県1区6位、10高校1区8位≫…5千13分台の実力者。夏から好調になったが箱根予選直前で故障。以降レースに出ていない
横田良輔(1年)30分06秒06★≪11予選99位≫…箱根予選に出走し100位以内に入った
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
大黒渉(4年)29分49秒03★…10月の1万で自己新
濱本栄太(3年)29分54秒84…5千で自己ベストを出している
松岡竜也(3年)29分37秒28≪10全日本7区7位≫…長い故障から復帰したばかり
上位10人合計:28点
(参考:優勝争い40点程、シード争い30点程)
5千順位-1万順位(今季)-ハーフ順位
ランク:9位-7位(7位)-13位
戦力分析&区間オーダー予想
総合力は非常に高いと見られ、当初は予選巻き返し校一番手と見られていた。だが、ロードシーズンのここまでは苦戦。箱根予選は8位、全日本駅伝はシード権争いに一度も加われないまま10位となった。一部有力選手に故障があったり、走るべき選手がうまく走れないということが続いていた。ただ、その後の記録会で28分台が出るなど調子は上向きになりつつある。スピードランナーが多く戻れば強力となる。うまく合わせられたらいいオーダーが組めそうだ。
区間オーダー予想※()は目標通過順位
村山(5)-橋本(15)-山口(13)-石橋(13)-田村(10)
山本(10)-中原(8)-玉澤(8)-吉元(8)-平田(7)
最初はやはり1万28分台のスピードランナーの3人を並べて喰らいつくのがいいかなと。ロードに強い選手は他にいますし。順番はちょっと悩んだのですが、村山選手を1区に。20㎞未経験というのが不安の種だが1万28分台を出すまでに復調し、全日本予選でみせたスパート力は魅力だ。
2区は2年連続で橋本選手。2区は2回目の方がタイムが伸びることが結構多いので、前回の経験を活かしたい。そして前回4区の山口選手を3区にスライド。基本的には前回と同じような走りを期待してのこと。距離は伸びるがアップダウンは少なくなるのでそのスピードを見せてほしいところだ。
選手層は基本的に厚い方なので、ここからはじわじわ追い上げていきたい。4区は中原or松村選手が回復していれば勿論投入しますが、とりあえず全日本、記録会と結果を位残している石橋選手を入れておきました。全日本同様繋げればと。山は田村選手が復調してきたとみて3年連続の投入。過去の区間6位・7位の成績にどこまで近づけられるか。6区は他リザーブがいるかもしれないが山本選手。昨年以上の成績がノルマだ。シード争いにはしっかり加わっておきたい。
そしてここで中原選手。他校は力の劣る選手になると思うのでここで抜け出すというのも手と思った。回復していれば走ってくれるかと。8区は叩き上げ組の4年生のメンバー入り争いが激しいだろうが、箱根予選チーム4番手の玉澤選手が出場に有利か。ここは最後の意地に期待したい。終盤は駅伝経験者。各駅伝で安定して走っている吉元選手を9区。アンカーには平田選手。長い距離もしっかり走れるし、万が一前回のような展開になっても1500のスピードがあるのでシード奪取できるだろうということです。
ここのところ不調の為ランクのポイントはやや下げているが、1万で好記録を出したりと調子を戻している可能性は十分ある。強豪校になりそうでなれずにいるが、なる為には1年でシード奪回を果たしたい所。やはりエース級の選手がいかに走れるか。繋ぎ区間は多分駒数には困らないのでそこにかかる。走るべき選手がしっかり仕事したいところだ。
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