大エースを武器に古豪脱出へ
明 治 大 学
エントリー選手独断ランク付
7点:エース区間、山で大きく稼げる選手
鎧坂哲哉(4年)27分44秒30★≪11全日本2区4位、11出雲2区1位、11箱根2区3位、10全日本2区1位、10出雲3区2位≫…学生長距離界のエース。1万の学生記録保持者である。少し腰の状態が悪いながら千葉国際駅伝で快走をみせた
6点:エース区間、山でしっかり走れる選手
大江啓貴(3年)29分16秒69≪11全日本5区3位、11箱根5区2位、10全日本5区4位、10出雲4区6位≫…前回急遽登った山で79分台。適正が非常に高いことが判明。秋口まで調子が悪かったが全日本で復調
5点:エース区間や山も走れる選手
4点:主要区間で区間中位~上位で走れる選手
菊地賢人(3年)28分43秒61≪11全日本8区9位、11出雲6区7位、11箱根3区4位、10全日本4区6位、10出雲1区16位≫…次期エース候補と思われたが、エース区間で中々結果が出ずにいる。1万記録会で28分台を再び出した
大六野秀畝(1年)29分24秒28★≪11全日本1区4位、11出雲3区4位、10都道府県4区10位≫…数多くいる有力1年生で一番いい成績を残している。全日本は他チームのエースと互角に戦った
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
細川勇介(4年)29分14秒87≪11全日本7区5位、11箱根9区10位、10全日本7区4位、09全日本8区13位≫…長いロードで非常に力を発揮する選手。今年もロードシーズンになって調子が上がってきた
文元慧(1年)13分53秒47★※≪11出雲1区8位、11都道府県1区8位、10高校1区12位≫…9月に5千13分台を記録し、出雲で1区の大役を任された。その後軽い故障をしている
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
北魁道(2年)28分42秒92≪11箱根4区11位、10全日本3区6位、10出雲5区6位≫…本来の主力候補。夏に故障したが、1万29分半ばで走れるまで回復
石間涼(2年)29分23秒68≪10全日本6区10位≫…上尾ハーフで64分台
有村優樹(1年)29分23秒81≪11全日本3区7位、11出雲5区11位、11都道府県5区2位、10高校3区4位≫…元来ロードに強い選手だが、ここ2大会は苦しんでいる
廣瀬大貴(2年)30分57秒82≪11全日本6区7位、11出雲4区8位、11箱根6区17位≫…前回山下りだったが失敗。その後5千13分台など成長している
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
細川雅史(4年)29分28秒11…スピードランナー。3年前半は勢いがあった。その後故障していたがエントリーに入った
田中勝大(3年)30分10秒30≪11全日本4区11位≫…トラックよりロードが得意。全日本で貴殿でデビュー
後藤雅晴(1年)30分30秒40≪11都道府県4区44位、10高校3区24位≫…3年の駅伝が散々だったが本来はロードが得意
高城孔(2年)30分31秒13…上尾ハーフで65分台
八木沢元樹(1年)30分57秒67★≪11都道府県1区1位、09高校4区3位≫…スピードランナー。夏に距離対応しようとしてオーバーワークとなった。先日試合に復帰
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
前野貴行(1年)29分53秒79★≪10高校6区2位≫…春の1万で29分台を記録。その後は音沙汰なかった
上位10人合計:35点
(参考:優勝争い40点程、シード争い30点程)
5千順位-1万順位(今季)-ハーフ順位
ランク:2位-5位(18位)-16位
戦力分析&区間オーダー予想
3強に挑もうとして壁に跳ね返されているというような印象をここまで受ける。大エースの鎧坂選手が最終学年で有力1年生が大量加入ということで優勝を狙っていったが、不調者や故障者が続出してしまったのだ。ただ、全日本の後にその故障していた選手がレース復帰したりと少しずつ戦力は戻ってきている。5区や9区の人材がいるのも好材料だ。しっかり準備して挑んでいきたい所だ。
区間オーダー予想※()は目標通過順位
大六野(5)-鎧坂(1)-菊地(1)-文元(1)-大江(2)
廣瀬(3)-北(3)-有村(4)-細川勇(4)-石間(4)
2区は当然鎧坂選手なので、1区で出来る限り高位置に付けたい所。理想はラストの爆発力のある八木沢選手だがようやくレースに復帰した状態でぶっつけ20㎞は怖い。ので、全日本でラスト勝負までついていった大六野選手が妥当か。今回も役割を果たしたい。そしてエースの鎧坂選手。少し怪我の状態が不安ですが、設定タイムは日本人最高記録となる66分30秒らしい。万全なら狙ってほしいところだ。
その通りいけたら多分トップに立てているはず。ここで準エース菊地選手。出雲・全日本で思い通りに走れなかったが、学連記録会28分台で自信取り戻したと思うのでしっかり流れを引き継ぎたい。4区は文元or北選手の調子のよい方で粘って、5区は満を持して大江選手。前回の79分台は予想できなかった。いい状態に戻ってきた感じなので自信を持って登れるか。逃げ切れたら最高だけど、前回より上の順位でゴールしたい所だ。
代わって復路。まずは2年連続6区廣瀬選手。前回失速したがその後成長をしているのでもう一度走らせてもいいかなと。ちと未知数なので次の北選手で流れを作る作戦。逆のコースで前回走っているので割と走りやすい思ってます。そして8区に有村選手。西監督は以前に「登りに強い有村8区が理想」と話しておられました。まあ、今の面子なら8区にする余裕はあるかと。大学駅伝はっここまでうまく言っていないが、今回こそ期待に応えたい。
長丁場の9区は勿論細川勇選手。ロードシーズンになると必ず調子が上がってくる。後半にじわじわ区間順位を浮上してくる走りで、しっかり順位を保ちたい。アンカーは全日本走った田中選手なども考えましたが、上尾ハーフ64分台出した石間選手に落ち着きました。
出雲・全日本は7位8位でしたが、そんなに悪くないんじゃないの?と思ったのがオーダー組んでの印象です。要の2区5区は健在だし、ほとんどの区間は昨年より上回っているんじゃないかと感じます。見せ場を作ってそれを活かしたい所です。
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