平成の常勝軍団の名 奪回へ
駒 澤 大 学
エントリー選手独断ランク付
7点:エース区間、山で大きく稼げる選手
6点:エース区間、山でしっかり走れる選手
窪田忍(2年)28分23秒61★≪11全日本8区3位、11出雲6区1位、11箱根7区1位、10全日本6区1位、10出雲4区2位≫…駒大のエース。非常に高いレベルの安定感がある。既に三大駅伝全てで区間賞を獲得している。出雲6区日本人記録保持者
千葉健太(3年)29分30秒45★≪11箱根6区1位、10全日本4区3位、10出雲3区10位≫…箱根6区区間記録保持者。長い距離が得意。秋になって軽い故障をしたが、一応回復している
5点:エース区間や山も走れる選手
村山謙太(1年)28分17秒57★≪11全日本2区3位、11出雲1区13位、11都道府県5区1位≫…世代NO.1ルーキー。全カレ5千を制している。出雲は失敗したが、全日本でトップを奪う活躍、大器の片鱗をみせた
上野渉(3年)28分42秒89★≪11全日本4区1位、11出雲2区2位、11箱根3区5位、10全日本2区5位、10出雲5区1位≫…調整力が武器のスピードランナー。出雲や全日本で高レベルで安定している。
井上翔太(4年)29分38秒66≪11箱根5区6位、10全日本8区5位、10箱根8区3位≫…主将。長いロードをイーブンペースで推していくタイプ。秋に軽い故障をしている
4点:主要区間で区間中位~上位で走れる選手
油布郁人(2年)28分02秒46★≪11全日本3区1位、11出雲4区4位、11箱根1区3位、10全日本3区1位、10出雲2区5位≫…関カレ2部1500を2連覇しているスピードランナー。やや不安定なのが課題だが、爆発力がある
撹上宏光(3年)28分03秒27★≪11全日本1区3位、11出雲3区6位、11箱根2区10位、10全日本1区5位、10出雲1区8位≫…1区などほかのランナーについていくようなレースが得意。暑いのが苦手か
久我和弥(3年)28分32秒32★≪11全日本5区1位、11出雲5区2位、11箱根4区8位、10出雲6区4位、10箱根4区8位≫…前回の箱根前に故障したが、夏までに復調。全日本で初の区間賞を獲得した
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
西澤利晃(3年)28分51秒05★≪09予選85位≫…長い距離が得意だが10月に1万28分台
岸本朋紘(2年)29分02秒89★…11月に1万自己ベスト
後藤田健介(3年)29分23秒00≪11箱根10区3位、10全日本5区7位、10箱根1区18位≫…故障していたが試合復帰。府中ハーフで64分前半を出した
高瀬泰一(4年)29分29秒36★≪11全日本7区1位、11箱根8区8位≫…4年間かけて成長した選手。全日本で区間賞を獲得した
湯地俊介(2年)29分54秒62★…府中ハーフで64分半ば
中村匠吾(1年)13分50秒38※≪11全日本6区3位、10高校1区44位、10都道府県1区6位≫…こちらも大器と言われている。ロードが得意。全日本は無難に走り切った
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
郡司貴大(2年)30分40秒15…ロード中心に練習をしている。一関ハーフ優勝
猪浦舜(1年)14分11秒88★※…上尾ハーフで64分台。登りが得意らしい
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
上位10人合計:45点
(参考:優勝争い40点程、シード争い30点程)
5千順位-1万順位(今季)-ハーフ順位
ランク:1位-1位(1位)-3位
戦力分析&区間オーダー予想
高校時代のスターが集まっていて、スピードという面では出場校でナンバーワンだろう。出雲では1区の出遅れから届かなかったが、全日本では2区で早々トップに立つと自力でじわじわ後ろを引き離していった。最後に東洋に詰め寄られたが内容的には圧勝だった。全日本のメンバー以外にもハーフ64分台の力がある選手が何人かいる。そして何しろ前回の山のメンバーがこれに加わるのは強みで10区間で穴が出ることはない。とはいっても、その山のメンバーが一時故障していた時期があるのが不安要素。
区間オーダー予想※()は目標通過順位
テーマ:最後の最後まで追っていけるオーダー
撹上(3)-上野(5)-村山(3)-油布(1)-井上(2)
千葉(2)-中村(2)-高瀬(2)-窪田(1)-久我(1)
もう一つ:往路偏重型
村山-窪田-上野-油布-久我
千葉-撹上-中村-井上-高瀬
大まかに2パターンで最後まで迷った。勿論、対東洋を考えていたのだが、4区までに主力を全部集めて5区に入るまでに大きな貯金を作って往路優勝をするくらいのつもりでいくか。それとも、往路優勝は東洋に譲っても10区まで駒を残して最後の最後まで追っていけるオーダーにするか。結局後者にしたのは、往路偏重で確実にリード獲れるのかよく分からなかったので。6区終了時で追いついていない場合に非常に厳しくなるだろうと思ったので、リードされるのは織り込み済みで最後まで勝負を諦めないようにしました。
まずは1区&涼しいのが得意な撹上選手でスタート。まずはしっかりトップに限りなく近い位置でタスキを渡したい。2区は上野選手にするか窪田選手にするか迷ったのだが、競り合いの経験値は上野選手の方が上かなと。アップダウンも前哨戦の安定感通りならしっかりこなせるかなと感じます。ここまでは東洋とどっこいどっこいだろうか。
攻勢に転じるのが3区4区。3区は1年生ながら1万28分17秒のタイムを持っている村山選手がガンガン行ってもらう。あの佐藤悠基選手の1年時の走りができれば最高なのだが、果たしてどれだけいけるのだろうか。そして4区は油布選手。安定感は不安だが本来のスピードが発揮できれば全日本の時のようにじわじわ引き離すことができる。できればこの2人で1分30秒は引き離したい。
そして最重要の5区は前回経験者の井上主将か久我選手と思っている。もし井上選手が故障からしっかり立ち直っているのだとしたら久我選手を復路に回す為に井上選手に登ってもらう。東洋柏原選手が76分半の区間新で来ると計算して、何とか79分半で、通算1分30秒差以内に抑えておきたい。このくらいでいければ復路の面子的に逆転優勝は可能とみている。
6区は勿論区間記録保持者の千葉選手。まあ、故障があったということで昨年並みは難しいとしても58分後半で30秒以上詰めることをノルマとしたい。7区8区は追い上げる役割を期待しているわけではないが、流れはしっかり作っておげてほしい。その7区8区には中村選手と高瀬選手。特に8区の高瀬選手は大きな成長を見せているので区間賞を期待したい。中村選手は次こそ素質の高さを見せたい。ただ、調子によっては後藤田選手あたりの出番もあるかもしれないか。
そしてこの予想オーダーの真骨頂。9区窪田10区久我。絶対怖いと思う。万が一往路終了時で東洋に水を大きく開けられていたとしても、この2人を残していれば復路諦めずに追っていけるでしょう。特に窪田選手は大いに期待。あの出雲駅伝でみせた激走をもう一度見せることができれば、一気にひっくりかえすことも可能だ。全日本のように安全に行かずにガンガン行きたい所。ここでトップに立てれば安定感のある久我選手が抜かれることはないかと。しっかり逃げ切りたい所だ。
まあ、往路にスピードランナー、復路にロードが得意なランナーを集めたオーソドックスなオーダーだと思いますけどね。これだけ選手の数が揃っているわけなのでバランスよく組む方が覇権は狙いやすいかなとみる。後は大八木監督が「速さはあるが強さがない」と話されていましたが、どれだけ長い距離で崩れるに走る事ができるか。今年優勝できなければ箱根の優勝を知らない世代ができてしまうので平成の常勝軍団としてはそれは避けたい。強い気持ちで挑んでいきたいところだ。
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