柏原世代の最終章
東 洋 大 学
エントリー選手独断ランク付
7点:エース区間、山で大きく稼げる選手
柏原竜二(4年)28分20秒99≪11全日本8区1位、11出雲1区6位、11箱根5区1位、10全日本2区4位、10箱根5区1位≫…東洋大のエースで主将。そして山の神童である。下級生の頃の勢いは感じられないが、全日本でみせた精神力の強さは健在。5区で76分台の区間記録を狙っている。
6点:エース区間、山でしっかり走れる選手
5点:エース区間や山も走れる選手
設楽啓太(2年)28分46秒80★≪11全日本1区7位、11出雲6区5位、11箱根2区7位、10全日本1区1位、10出雲1区5位≫…東洋大次世代のエース。安定感がありロードや登りに強い。夏に故障してここまでは昨年ほどではない
田中貴章(4年)28分46秒92≪11全日本5区2位、11出雲4区1位、11箱根9区1位、10全日本6区3位、10箱根7区1位≫…駅伝の鬼。三大駅伝全てで区間賞を獲得している。柏原選手が不調時に精力的にチームを引っ張っていた。
設楽悠太(2年)29分08秒39★≪11全日本2区7位、11出雲3区1位、11箱根3区8位、10全5区2位、10出雲2区2位≫…設楽啓太の弟。まずまずの成績だが終盤に失速することがある。ただ、上尾ハーフで62分半ばを出した
市川孝徳(3年)28分54秒93≪11全日本7区2位、11出雲5区1位、11箱根6区3位、10出雲6区7位、10箱根6区9位≫…2年連続箱根6区を任されている。今年は平地でも結果が出始めていて、逞しくなった
4点:主要区間で区間中位~上位で走れる選手
宇野博之(4年)28分55秒32≪11全日本3区2位、11箱根4区3位、10箱根1区5位、09全日本2区8位≫…スピードがあるランナー。やや故障が多いが、戻るのが早い
大津顕杜(2年)29分26秒00…1年の頃からハーフ64分台。上尾ハーフで62分台でブレイク
山本憲二(4年)29分29秒56★≪11全日本6区1位、11箱根10区1位≫…前回アンカーで早大を最後まで苦しめた選手。2度駅伝走って2回とも区間賞を獲得している
川上遼平(4年)29分46秒41≪11全日本4区3位、11出雲2区3位、11箱根1区8位、10全日本4区2位、10出雲3区6位≫…短めの距離から長い距離までまずまずのレベルでまとめることができる。ただ、消極的と言われることも
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
佐藤寛才(4年)29分11秒23≪09全日本6区3位、09出雲5区2位≫…2年の頃にブレイクしかけていた。怪我などで長く成績を残せなかったが上尾ハーフで64分前半
斎藤貴志(3年)29分24秒12★…上尾ハーフで64分台
西山祐生(3年)29分35秒76…前回11番目だった。今季は不調だったが、直前のハーフで64分台
田口雅也(1年)14分33秒24★※…上尾ハーフで63分台でブレイク
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
木田貴大(2年)29分33秒65★…1年の頃は怪我で1試合も出れなかった。だが、直前のハーフで64分台
八木沢直也(4年)29分57秒29…高校時代有力選手だが怪我に泣いていた。今年ようやく出てきた
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
佐久間建(2年)29分37秒44…長い距離の経験はないがエントリー
上位10人合計:46点
(参考:優勝争い40点程、シード争い30点程)
5千順位-1万順位(今季)-ハーフ順位
ランク:4位-3位(4位)-1位
戦力分析&区間オーダー予想
ここ3年、優勝・優勝・2位と今を時めく東洋大。その原動力となっている山の神童・柏原選手が最終学年となり、優勝しかない、そんな雰囲気が漂っている。チームは柏原選手に引っ張られた影響か、4年生が中心。トラックのタイムは駒大や早大にやや劣るものの、ロードや駅伝で安定している選手がずらりと揃っている。他にも将来のエース候補設楽兄弟に、駅伝経験は少ないもののハーフで63分台~64分台を持っている選手が多くおり、誰がどこにきてもおかしくない。十二分にある戦力で一丸となって優勝を目指したい。
区間オーダー予想※()は目標通過順位
テーマ:6区までに勝負を決める
宇野(3)-設楽啓(5)-設楽悠(4)-川上(3)-柏原(1)
市川(1)-佐藤(1)-大津(1)-田中(1)-山本(1)
もう一つ:平地強化版
宇野-設楽啓-設楽悠-市川-柏原
佐久間-川上-山本-田中-大津
やっぱり東洋は5区の柏原選手が出てくる。これを起点にどうしようかなと思ったのですが、6区で勝負を決めようと。2年連続6区ながら平地もやれる市川選手を4区に入れて平地を強化することも考えたのですが、駒大は6区に自信がある。6区終了時で駒大の前に居れる公算はそこそこあるのですが、駒大を乗せるのが嫌だ。出雲は後手後手になった駒大がうまく追えず、逆に全日本で後手後手になった東洋はじりじり引き離された。7区以降も穴のないオーダーが組める駒大が力を発揮できないように早く安全圏に逃げ込むのがいい判断しました。
まず1区、どういう展開になるかイマイチ読めないですが、前々回1区を担当した宇野選手で。ラストスパートは力あるし、ある程度のハイペースならついていけるのも証明済み。それなりに幅広くレース対応できるとみます。2区は2年連続で設楽啓選手しか考えていない。夏の故障から昨年ほどの勢いがないのはきがかり、昨年の経験があるし登りは得意。相対的に前回並みで。駒大の前に出れたら最高だがどうか。
次の3区に上尾ハーフで一皮むけたかと思わせた設楽悠選手。同じ走りができれば昨年からかなりタイムが縮めることができるはず。これまであった終盤の失速も防ぎたい。そして繋ぎの4区に主要選手の川上選手を投入。これは当然トップと僅差で柏原選手に繋いでもらう為である。少しでも早く柏原選手でトップに立って、1秒でも差を広げてもらう。そういえば、ちょくちょく柏原選手はトップと差が無い方がタイムが伸びない云々のコメントは見かけるが、前回の事を言っているのなら、あれは夏合宿で走りこめなかったなど不調だったから。調子よければ関係ないでしょう。天候にもよりますが区間新は出せると思います。後ろは最低2分開けたいですかね。
復路の6区は3年連続市川選手。出雲で区間賞を獲る等大きく成長している。そういう選手を山で使うのだから、当然それなりの結果を求めたい。タイム的には59分切で駒大・千葉選手の追撃を防ぐのが目的。東洋としても流れに乗りたい所。そして7区はちょっと穴かな。今の東洋はどうしても実績があるのは9人までなので。そこには4年生の佐藤選手を入れます。駅伝経験はあるので、それを買いました。
後はハーフに定評がある選手で安定していきたい。8区を大津選手にするか山本選手にするかだけ悩んだ。山本選手は前回まで8区職人と言われた千葉選手より基礎走力が高く、かつ登りも強いので駒大粉砕できるんじゃないかとも考えたのだ。ただ、まあ最後まで勝負がもつれるかもしれないし、山本選手自身が10区希望なのでこうなった。9区は前回区間賞の田中選手で安定。全日本での足の状態がちょっと気がかりですが、しっかり合わせてくれることを期待したい。
どうでしょう。どういうオーダーを組むとしても、平地のスピードは駒大(、早大)の方が若干上なので、柏原選手の作る貯金を全員がミスなく守り切るというのが大事になってくるでしょうかね。トップに立てば、持ち前のスタミナを十分に発揮できるだろうから、そういう展開に持ち込みたいところだ。
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