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箱根駅伝展望~早稲田大学

前回覇者 あの執念をもう一度
早稲田大学
 

エントリー選手独断ランク付

7点:エース区間、山で大きく稼げる選手
 
6点:エース区間、山でしっかり走れる選手
大迫傑(2年)28分35秒75
≪11全日本2区2位、11出雲1区3位、11箱根1区1位、10全日本2区3位、10出雲2区3位≫…早大のエース。ユニバー1万金メダルを獲得するなど目覚ましい成長を遂げている。長い距離のスタミナが若干の不安要素か
 
5点:エース区間や山も走れる選手
平賀翔太(3年)28分41秒42
≪11全日本8区5位、11出雲6区6位、11箱根2区4位、10全日本8区3位、10出雲6区1位≫…昨年度は全てエース区間を担当し区間上位でまとめているロード職人。今年は春先の怪我から昨年以下となっている
三田裕介(4年)28分58秒80★≪11全日本4区2位、11出雲4区2位、11箱根7区2位、09全日本5区12位、09箱根4区1位≫…駅伝主将。1年の時からロードで強かった。その後絶不調に陥ったが今年の秋になって走りが戻ってきた
 
4点:主要区間で区間中位~上位で走れる選手
山本修平(1年)28分38秒15
≪11全日本1区12位、11出雲3区2位、09都道府県4区6位≫…浪人して早大に入った選手。全日本は失敗したが、結構粘りがある選手。
矢澤曜(4年)28分45秒56≪11全日本3区3位、11出雲2区6位、11箱根3区6位、10全日本1区9位、10出雲1区1位≫…今回出場すれば唯一の三大駅伝皆勤となる。1区のように競ると強い。秋口絶不調だったが、上尾ハーフ63分半ばでだいぶ復調
前田悠貴(3年)28分54秒34★≪11全日本5区4位、11出雲5区3位、11箱根4区2位、10全日本7区2位、09全日本7区13位≫…出雲・全日本と前の選手に引き離される走りとなったが、上尾ハーフで63分ちょっとといい走りを見せた
佐々木寛文(3年)28分58秒47≪11全日本7区4位、10全日本4区1位、10出雲4区1位、10全日本3区2位≫…登りが非常に強いと言われながら怪我に泣かされてきている。今年は慎重に調整を行っているらしい
 
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
志方文典(2年)28分38秒46
≪10全日本5区1位、10出雲5区5位≫…長いロードの力はピカ一だが故障が多い。11月にレース復帰している
市川宗一郎(3年)29分22秒03★≪11全日本6区6位≫…関カレハーフ4位入賞でブレイク。全日本で駅伝デビューも果たした
大串顕史(4年)29分03秒86★≪10箱根4区11位≫…一般入試ながら5千13分台に。上尾ハーフで64分台前半をだした
 
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
安永陽(4年)29分39秒86
…上尾ハーフで65分切った
 
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
八木勇樹(4年)28分55秒24≪11箱根9区2位、10全日本3区3位、10出雲3区1位≫…競走部主将。故障で間に合わないかもと言われたが、急激に回復してきているらしい
井上太郎(4年)30分41秒71…上尾ハーフで65分少しで走った
臼田稔宏(1年)14分13秒26※…トラックシーズン絶不調だったが、上尾ハーフで65分台

0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
萩原涼(3年)29分37秒95
≪10箱根7区6位≫…1年の時箱根まずまず走っているがその後不調が続いている
西城裕尭(3年)30分33秒81…ずっと6区の練習をし続けているらしい。秋に軽い故障をしている

上位10人合計:41点
(参考:優勝争い40点程、シード争い30点程)

5千順位-1万順位(今季)-ハーフ順位
ランク:2位-2位(3位)-2位
 
 

戦力分析&区間オーダー予想

 前回3冠を達成、その駅伝経験者のメンバーが多く残り今年も狙えると思われた早大が前哨戦は苦しんだ。出雲・全日本いずれも3位、特に全日本ではトップに5分もの大差をつけられてしまった。主力に故障者や不調者が相次ぎベストオーダーが組めなかったのが要因だが、この成績により箱根は東洋駒大の2強とする所も出てきた。ただ、それでは終われないだろう。幸いその後故障者が戻り調子は全体的に上向き、ロードに強い選手や駅伝経験は豊富な選手はいる。周囲を見返したい所だ。
 
区間オーダー予想※()は目標通過順位
テーマ:最初から行きつつ、復路に駒残し
大迫(1)-平賀(3)-矢澤(2)-山本(1)-市川(2)
大串(3)-佐々木(2)-志方(2)-三田(2)-前田(1)
もう一つ:オーソドックスに
前田-平賀-大迫-山本-佐々木
大串-矢澤-志方-三田-市川
 優勝を狙うんだったら前回と同じく最初から行くしかないでしょう。区間記録ペースで序盤から行けば分かっててもついてくる選手はあまりいないだろう。スタミナが不安だが何とか61分台でいければ昨年ほどはなくても30秒~1分リードは取れるんじゃないかと思うが(駒大が村山や油布選手を使ってきたらリード獲れないでしょうが、それはそれで駒を一つ使ってくれたということで)。とりあえずすぐに追いつかれない、2区以降が入りを落ち着いて入れるくらいリードを獲るのが重要だ。
 
 その後2区3区も昨年と同じ。平賀選手ようやく調子を上げつつあるらしいので本来のロードの高い安定感を出していきたい。大エースがいる所には抜かれてしまっても、東洋と駒大には差をキープしたい。3区矢澤選手は前回唯一失敗。ユニバハーフを皮切りに不調に陥っているが上尾でベストに近いタイムを出してだいぶ良くなってきたようにみえる。今年は終盤の失速は防いで62分台で。流れを作っていきたい。
 
 4区はそのまま前田選手でも良かったのですが、絶好調ということで敢えて別の区間で。山本選手を入れます。ここは出雲のいいイメージで。序盤からある程度突っ込んでいって本来の粘りを出していきたい所だ。問題の5区は佐々木選手では無く好調の市川選手にします。佐々木選手使うなら79分前後でいける状態でと思うが、全日本からそこまで上がるイメージが湧かないので。往路優勝を狙える布陣にならないのは仕方ないが、市川選手なりの粘りでゴールしてほしい。転じて6区は何だかかなり自信があるらしく設定タイムは59分切だとか。大串選手にしときましたが、まずは勢いを付けていきたい。
 
 おそらく追う展開になるだろうから、ロードに強くかつある程度序盤から突っ込める選手を残してい置いた。7区8区に前回出場できなかった佐々木・志方選手。今年も苦しいシーズンを送ってきたが、何とか最後合わせたい。戻って入れば2人とも区間賞を獲得したことのある選手。東洋・駒大のオーダー次第だがここは上回れると思う。まあ、ダメなら安永・井上選手といった最初で最後の4年生の出番だろうかね。
 
 終盤の9区は1年生以来の勢いを戻してきた三田選手。元来長いロードは得意なのでこういうコースはうってつけだろう。4年生としての走りをみせたい。そして最後に温存した秘密兵器の前田選手。練習で大迫選手に勝つくらいの調子らしい。捨て駒になる可能性があるのは承知ですが、最後まで何があるか分からない。それまでのメンバーが弱いわけではないし、残しておいて損はないと思います。
 
 後はオーソドックスなのも考えたのですがね(ちなみに大迫選手は1区じゃなければ3区とみています。大迫選手の特性上、2区ではあまりリードは取れないと踏んでるので)。ただ、前回勝ったのは1区から何が何でも東洋の前に行く、という執念からでした。1区大迫選手に再度持ってきたのは、劣勢の評価の中、気持ちを前面に出すことが必要と考えたからです。前回は故障者が2人出て評価が下がった中での優勝でした。勝利への欲望を力に変えて戦っていきたい。
 
 
エントリー選手上位10人独断ランク付
1位東洋46点
2位駒大45点
3位選抜44点
4位早大41点
5位中大36点
6位明大35点
7位東海33点
8位青学32点
9位拓大30点
9位上武30点
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11位農大29点
12位山学28点
12位国士28点
12位帝京28点
12位城西28点
16位日体25点
16位神大25点
18位順大24点
19位國學23点
19位中学23点
 さて、勝手なランキングをまとめてみましたが、こんな感じになっています。選抜が高すぎる以外はそんなに世間の評価とは違わないかなぁと思いますがどうでしょうか。
 基本、東洋・駒大の2強でそれに早大が加われるかどうかといった所でしょう。コメントもいろいろありましたね。東洋が往路で勝負を決めるというものから、駒大の戦力が羨ましいと様々。一体どうなるのでしょうかね。
 それとシード権争いも例年に増して混沌。個人的な感覚ではこのランクの上位8つは多分シード内の予想すると思います。ただ、あと2枠が分からないです。正直、全然戦えなさそうなチームというのがないんですよね。まあ、明日発表の区間オーダーを見ての判断だろうかね。一体どういう評価に変わるか楽しみです。
 

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