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【9区】第91回箱根駅伝を振り返る



以前激しいバトルが続いた9区

定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
【権太坂7.8㎞】
参考:篠藤(中学)22分30秒

1位藤川(青学)22分41秒①(2分54秒5)
2位其田(駒大)22分45秒②8:39
13位寺内(東洋)23分25秒③9:50(3分00秒1)
3位木村(明大)22分48秒④10:37
5位柳(早大)22分51秒④10:37
19位松原(中大)23分41秒⑧15:29[6]14:02(3分02秒2)
12位阿部(山学)23分24秒⑪19:13[7]14:18
14位高木(東海)23分26秒⑥14:18[7]14:18
9位菅(城西)23分11秒⑨16:08[9]14:57
18位山田(中学)23分35秒⑦14:57[9]14:57
10位松村(順大)23分14秒⑫21:17[11]15:57
4位池田(大東)22分50秒⑩18:23[12]17:00
7位山岸(上武)23分06秒⑱24:57[12]17:00
8位高橋(帝京)23分08秒⑭22:20[12]17:00
11位山本(日体)23分20秒⑰24:50[12]17:00
16位井上(神大)23分32秒⑮22:47[16]17:36
6位廣川(國學)23分01秒⑲26:50[17]18:00(2分57秒1)
14位村越(日大)23分26秒⑬22:16[18]18:45
20位彦坂(創価)24分12秒⑳31:14[19]20:27(3分06秒2)
16位栩山(拓大)23分32秒⑯23:53[20]20:51
OP松井(東工)23分32秒(19)25:40[20]20:51

 2回目の9区の青学・藤川選手が順調にいく。前回も区間3位の好走だが更に力を付けた。2位の駒大・其田選手に対しても僅かに上回っている。その後ろ、3位東洋・寺内選手はゆったりした出だしで一気に差が離れた。4位争いの明大・木村選手と早大・柳選手が中々のペースでバトルしながら寺内選手を追い上げている形だ。
 その2人にこの間、割って入っているのはシード権争いで逃げる立場となっている大東・池田選手。並走していてしかもこの間一桁順位の上武・山岸、帝京・高橋、日体・山本選手らに追いつく。前回区間4位で現在11位の山学・阿部選手はここまでペース上がらず後ろの東海・高木選手に追いつかれた形で一気に差が50秒に広がっている。ただ、池田選手もハイペースと見られ、この直後に苦しそうな顔で脱落。この先が読めない展開となっている。



【横浜駅前14.7㎞-権太坂7.8㎞=6.9㎞】
※篠藤(中学)19分52秒

1位藤川(青学)19分42秒①(2分51秒3)
5位其田(駒大)20分14秒②9:11
6位寺内(東洋)20分16秒③10:24

2位木村(明大)19分58秒④10:53(2分53秒6)
2位柳(早大)19分58秒④10:53
8位高木(東海)20分32秒⑥15:08[6]15:08
8位阿部(山学)20分32秒⑪20:03[6]15:08(2分58秒6)
18位松原(中大)21分06秒⑧16:53[8]15:26
11位菅(城西)20分39秒⑨17:05[9]15:54
17位山田(中学)21分02秒⑦16:17[10]16:17
10位松村(順大)20分33秒⑫22:08[11]16:48
11位山岸(上武)20分39秒⑱25:54[12]17:57
11位高橋(帝京)20分39秒⑭23:17[12]17:57
11位山本(日体)20分39秒⑰25:47[12]17:57
18位池田(大東)21分06秒⑩19:47[15]18:24
4位廣川(國學)20分11秒⑲27:19[16]18:29(2分55秒5)
11位井上(神大)20分39秒⑮23:44[17]18:33
7位村越(日大)20分20秒⑬22:54[18]19:23
20位彦坂(創価)21分09秒⑳32:41[19]21:54(3分03秒9)
OP松井(東工)20分57秒(19)26:55[20]22:06(3分02秒2)
16位栩山(拓大)20分57秒⑯25:08[20]22:06

 藤川選手の独壇場となってきた。区間記録と一気に肉薄してきている。盟友・川崎選手から力水を貰って更に加速しそうであった。次にタイムが良いのが1万28分台の選手の争いになっている木村・柳選手の対決で、肉眼ではっきり寺内選手が捉えられる距離となってきた。その次にタイムが良いのはなんとここまで総合でブービーの國學・廣川選手で、神大・井上選手を捉え、更に落ちてきた大東・池田選手の真後ろ5秒差に詰め寄ってきた。池田選手は大きく失速しており、決して動きがいいわけではない阿部選手がまた16秒差に迫っており、先が心配された。

 なお、井上選手の後ろは19分オーバーで日大・村越選手。いい走りをしているがトップの藤川選手の走りを考えると襷を繋げるか微妙に。その後ろ連続して最下位の創価・彦坂選手は22分近くとなり絶望的なタイム差に。前の中継所で繰り上げなった連合・松井選手と拓大・栩山選手が背後に迫っている。

 また、前の方でも少し動きがあり、総合7位8位の中大・松原選手と中学・山田選手が動きが悪く、その間に総合9位の1年城西・菅選手が割って入る健闘ぶりを見せている。
 

【生麦20.2㎞-横浜駅前14.7㎞=5.5㎞】
※参考:篠藤(中学)17分14秒

1位藤川(青学)17分06秒①(3分06秒5)
4位其田(駒大)17分33秒②9:38
12位寺内(東洋)17分47秒③11:05(3分14秒0)
2位木村(明大)17分19秒④11:06(3分08秒9)
6位柳(早大)17分38秒⑤11:25(3分12秒4)
10位高木(東海)17分46秒⑥15:48
10位阿部(山学)17分46秒⑪20:43[6]15:48
15位松原(中大)18分13秒⑧18:00[8]16:33(3分18秒7)
17位菅(城西)18分14秒⑨18:13[9]17:02
8位松村(順大)17分43秒⑫22:45[10]17:25
17位山田(中学)18分14秒⑦17:25[10]17:25
3位高橋(帝京)17分23秒⑭23:34[12]18:14
12位山本(日体)17分47秒⑯26:28[13]18:38
14位山岸(上武)17分58秒⑱26:46[14]18:49
5位池田(大東)17分34秒⑩20:15[15]18:52
7位廣川(國學)17分42秒⑲27:55[16]19:05
9位村越(日大)17分44秒⑬23:32[17]20:01
20位井上(神大)18分48秒⑮25:26[18]20:15(3分25秒1)
16位彦坂(創価)18分13秒⑳33:48[19]23:01
19位栩山(拓大)18分31秒⑰26:33[20]23:31(3分22秒0)
OP松井(東工)18分31秒(20)28:20[20]23:31

 表彰台を狙う3位争いがにわかに激しくなってきた。まず明大・木村選手が柳選手との4位争いに決着をつけると更に前を追い東洋・寺内選手に並びかけた。ここまで復路苦戦の明大だったが、一気に巻き返している。

 シード権争いは大東・池田選手が復活してこの間5番目。一旦引き離された解体した元集団の最後方となった上武・山岸選手に肉薄している。なお帝京・高橋選手が調子良くこの間3番目の素晴らしい走り。中々見えてこなかった前、順大・松村選手や更に落ちてきた中学・山田選手が遥か前方に見えるようになってきた。

 他、懸命に頑張る村越選手が20分01秒差に、また急遽9区を走り先ほど廣川選手についていった神大・井上選手が急失速して20分以上となった。


【鶴見中継所23.1㎞-生麦20.2㎞=2.9㎞】
※参考:篠藤(中学)8分25秒

1位藤川(青学)8分35秒①(2分57秒6)
8位其田(駒大)8分53秒②9:56
8位木村(明大)8分53秒③11:24
12位寺内(東洋)8分59秒④11:29
14位柳(早大)9分05秒⑤11:55
5位高木(東海)8分48秒⑥16:01(3分02秒1)
13位阿部(山学)9分02秒⑪21:10[7]16:15
17位松原(中大)9分13秒⑧18:38[8]17:11
15位菅(城西)9分12秒⑨[9]17:39(3分10秒3)
7位松村(順大)8分51秒⑫23:01[10]17:41
18位山田(中学)9分15秒⑦18:05[11]18:05
3位高橋(帝京)8分40秒⑬23:39[12]18:19
4位山本(日体)8分44秒⑮26:37[13]18:47
2位池田(大東)8分38秒⑩20:18[14]18:55
8位山岸(上武)8分53秒⑯27:04[15]19:07
5位廣川(國學)8分48秒⑲28:08[16]19:18
11位村越(日大)8分58秒⑭23:55[17]20:24(3分05秒5)
20位井上(神大)10分59秒⑱27:50[18]22:39(3分47秒2)
19位彦坂(創価)9分34秒⑳34:46[19]23:59(3分17秒9)

OP松井(東工)9分08秒(20)28:53[20]24:04
15位栩山(拓大)9分12秒⑰27:10[21]24:08
 藤川選手が快走見せたまま鶴見中継所へ、区間記録にはあとわずか3秒及ばなかった(篠藤選手のラストが凄まじすぎる)が、それでも歴代2位の記録だ。駒大・其田選手とて悪くないが9分56秒の大差に。往路だけで勝ったとは言わせない復路メンバーの意地を見た。3位は鶴見中継所ではやはり木村選手が先に顔を出した。僅かに振り切られて寺内選手、柳選手はややオーバーペース気味で少し到着が遅れての5位通過。アンカー次第ではまだ分からない状況だ。

 後ろは大差で見た目16分以上になってから、ラッシュとなった。終始安定した高木選手が6番目。その次に総合11位のはずの山学・阿部選手が到着。序盤から汗をかき状態が悪い中、高木選手に助けられた恰好だが、果たして??その後ろ、終始苦しかった松原、山田選手らの間に順大・松村選手や菅選手が割って入っている。アクシデントがあった順大もめげずにシードを目指している。

 このあたりで18分オーバー。更に選手が雪崩れ込んでいて、広範素晴らしい走りを見せた帝京・高橋選手が総合13位へあげて襷リレー。少しあいて、日体・山本選手と争うようにこの間2番目の走りを見せた大東・池田選手が襷リレー。結局52秒差に山学大を広げる活躍。アンカー決戦に持ち込まれたが、見た目では山学大がだいぶ前というちょっと不思議な恰好となった。

 その後ろは総合16位にあげた上武・山岸選手に、終始高レベルの走りの國學・廣川選手が入った。区間4位の快走で昨年繋がらなかった襷を繋ぐ形となった。ただ、その後他5チームは無念の繰り上げ。日大・村越選手が側道に入った直後となってしまった。その後、終盤に大ブレーキとなった神大・井上選手、初出場で襷繋がらず創価・彦坂選手、の直後にダッシュをかけた選抜・松井選手、しんがりに拓大・栩山選手となった。

【8区】第91回箱根駅伝を振り返る






続いて8区

定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
【茅ヶ崎7.0㎞】

2位高橋(青学)20分16秒①
1位今井(東洋)20分10秒②8:28(2分52秒9)
5位大塚(駒大)20分23秒②(2分54秒7)8:28
15位牟田(明大)20分52秒④(2分58秒9)9:23
12位安井(早大)20分37秒⑤(2分56秒7)10:14
3位永井(中大)20分20秒⑧14:17[6]12:50
3位春日(東海)20分20秒⑥13:06[7]13:06

6位栃木(順大)20分26秒⑫18:26[7]13:06
7位谷原(山学)20分28秒⑪18:17[9]13:22
7位山本(中学)20分28秒⑦13:22[9]13:22
10位黒川(城西)20分33秒⑨14:33[9]13:22
16位吉田(日体)20分54秒⑰21:57[12]14:07
17位川副(國學)20分57秒⑲24:08[13]15:18
18位阿南(帝京)21分02秒⑭20:55[14]15:35
13位町井(日大)20分39秒⑬19:25[15]15:54
14位田林(上武)20分41秒⑱23:51[15]15:54
11位森橋(大東)20分35秒⑩17:21[17]15:58
7位大野(神大)20分28秒⑯21:11[18]16:00
18位新村(創価)21分02秒⑳27:06[19]16:19
OP小針(東国)21分00秒(18)23:46[20]19:17
20位宇田(拓大)21分09秒⑭20:55[20]19:17(3分01秒3)
 青学は2年前に区間賞を獲得をしている高橋選手を起用。このあたり盤石だ。なお、その時にチームの途中棄権により参考ながら走行タイムを上回った中大・永井選手も出走。それぞれこの間2番3番とやはりというべき力を見せている。
 その彼らを上回っているのは、東洋・今井選手。高校時代から5千13分台のスピードのある彼が、駒大・大塚選手に追いつき並走。駒大に食らいつく。永井選手の後ろも、東海・春日選手と順大・栃木選手のルーキーコンビが頑張って差があまり離れていない。その後ろでは総合で11位の山学・谷原選手が城西・黒川選手と中学・山本選手を引き連れて前へ行く。10位大東との差はついに1分を切ってきた。

【遊行寺坂15.9㎞-茅ヶ崎7.0㎞=8.9㎞】

3位高橋(青学)27分40秒①
6位今井(東洋)27分49秒②8:37(3分07秒5)
6位大塚(駒大)27分49秒②8:37
13位牟田(明大)28分07秒④9:50(3分09秒6)
5位安井(早大)27分43秒⑤10:17
3位永井(中大)27分40秒⑧14:17[6]12:50
2位春日(東海)27分39秒⑥13:05[7]13:05
1位谷原(山学)27分32秒⑪18:09[8]13:14(3分05秒6)
10位山本(中学)27分54秒⑦13:36[9]13:36
10位黒川(城西)27分54秒⑨14:47[9]13:36
14位栃木(順大)28分10秒⑫18:56[9]13:36
19位吉田(日体)29分05秒⑰23:22[12]15:32(3分16秒1)
8位大野(神大)27分51秒⑭21:22[13]16:11
9位森橋(大東)27分53秒⑩17:34[13]16:11
12位田林(上武)27分57秒⑱24:08[13]16:11
16位阿南(帝京)28分16秒⑮21:31[13]16:11
17位川副(國學)28分39秒⑲25:07[17]16:17
15位町井(日大)28分11秒⑬19:56[18]16:25

20位新村(創価)29分13秒⑳28:39[19]17:52
OP小針(東国)28分27秒(19)24:33[20]20:04(3分11秒8)
17位宇田(拓大)28分39秒⑯21:52[21]20:14

 トップ3は大きな変化はないが、少しずつ広がっていく。その後ろ明大・牟田選手がずっと低空飛行で、中盤になってペースをあげてきた早大・安井選手が詰めにかかっている。見た目6番は永井選手が保っているが、春日選手と谷原選手が離れずについている。谷原選手はこの間トップの走りでまた更に総合10位との差を詰めたか。総合12位の栃木選手はそれよりは遅れたが、まだ山本選手黒川選手らと前が見える位置にいる。
 その後ろ、日体・吉田選手がペースをつかめず大きく遅れ、調子が良い神大・大野選手が、上武・田林、帝京・阿南選手らを引き連れて前を追っている。点々を選手が続いた後、創価・新村選手が見えないくらい前で離れた。最後尾争いは連合・小針選手が拓大・宇田選手を引き離し始めている。ただ、見た目の差が20分以上開いてきている。


【影取18.4㎞-遊行寺坂15.9㎞=2.5㎞】
2位高橋(青学)8分21秒①(3分20秒4)
1位大塚(駒大)8分12秒②8:28(3分16秒8)
8位今井(東洋)8分33秒③8:49
12位牟田(明大)8分37秒④10:06
6位安井(早大)8分29秒⑤10:25
3位永井(中大)8分22秒⑧14:18[6]12:51
4位春日(東海)8分26秒⑥13:10[7]13:10
10位谷原(山学)8分35秒⑪18:23[8]13:28
11位山本(中学)8分35秒⑦13:50[9]13:50
14位黒川(城西)8分44秒⑨15:10[10]13:59(3分29秒6)
20位栃木(順大)9分25秒⑫20:00[11]14:40(3分46秒0)
16位吉田(日体)8分47秒⑰23:48[12]15:58
5位阿南(帝京)8分28秒⑮21:38[13]16:18
7位田林(上武)8分31秒⑱24:18[14]16:21(3分24秒4)
9位大野(神大)8分34秒⑭21:35[15]16:24
12位森橋(大東)8分37秒⑩17:50[16]16:27
18位町井(日大)9分06秒⑬20:41[17]17:10(3分38秒4)
19位川副(國學)9分22秒⑲26:08[18]17:18
17位新村(創価)8分51秒⑳29:09[19]18:22
OP小針(東国)8分27秒(19)24:39[20]20:10
15位宇田(拓大)8分46秒⑯22:17[21]20:39
 遊行寺坂で決着が付いた。この間、ダントツトップのタイムで走破した大塚選手が単独2位の座を取り戻した。逆に登りが苦手という今井選手はここで力尽きた。
 後方ではアクシデント。総合10位まで約1分差としていた栃木選手が、走行選手の肘がみぞおちに入り、暫く動けなくなる事態に。何とか走り出したものの、後退は免れなくなった。
 なお、遊行寺坂からペースを上げた選手と逆に失速した選手と大きな差が出ている。見た目13番争いの阿南選手が一気にペースアップ。上武・田林選手らが食らいつくが大野選手森橋選手が少しずつ離れていく。また、力不足か日大・町井選手と、全身痙攣に見舞われた國學・川副選手が大きく後退した。



【戸塚中継所21.4㎞-影取18.4㎞=3.0㎞】
1位高橋(青学)9分14秒①(3分04秒7)
3位大塚(駒大)9分21秒②8:35
9位今井(東洋)9分31秒③9:06(3分10秒3)
2位安井(早大)9分16秒④10:27
14位牟田(明大)9分38秒⑤10:30
5位永井(中大)9分25秒⑧14:29[6]13:02
12位春日(東海)9分37秒⑥13:33[7]13:33
3位谷原(山学)9分21秒⑪18:30[8]13:35
6位山本(中学)9分27秒⑦14:03[9]14:03
16位黒川(城西)9分42秒⑨15:38[10]14:27(3分14秒0)
18位栃木(順大)9分58秒⑫20:44[11]15:24
12位吉田(日体)9分37秒⑰24:11[12]16:21
8位阿南(帝京)9分29秒⑭21:53[13]16:33
7位田林(上武)9分28秒⑱24:32[14]16:35
10位大野(神大)9分35秒⑮21:56[15]16:45
14位森橋(大東)9分38秒⑩18:14[16]16:51
11位川副(國學)9分36秒⑲26:30[17]17:40
20位町井(日大)10分04秒⑬21:31[18]18:00(3分21秒3)
17位新村(創価)9分48秒⑳29:43[19]18:56
OP小針(東国)9分24秒(19)24:49[20]20:20(3分08秒0)
19位宇田(拓大)9分59秒⑯23:02[21]21:24
 トップを悠々逃げる青学・高橋選手は最後の3㎞を一番早いタイムで駆け抜け、差を広げるとともに2年ぶり2回目の区間賞を獲得。終盤あげた駒大・大塚選手の追撃を振り切り、中大・永井選手も突き放した格好だ。後ろとの差は8分半以上となった。また、4位を走っていた明大・牟田選手に、この間2番目で走っていた早大・安井選手が食って掛かった。激しいデットヒートとなったが、最終的に早大が前へ。初めて早大が4強の尻尾を掴みとった格好だ。

 永井選手を挟んで、春日選手に谷原選手が追いつく形で襷リレー。最終的に大東・森橋選手には16秒差まで迫る快走。森橋選手は自力で劣ったものの、崩れなかった為、何とか順位は保った。総合12位の順大はアクシデントもあり、2分半もの差。総合13位の日大も終盤立て直せず後退。また9位と10位の差も2分半あり、山学VS大東の様相を呈してきた。しかも、山学も大東も9区10区は4年生、どちらの最終学年が優っているだろうか。

 さて、そろそろ繰り上げが迫ってきた。創価・新村選手は何とか間に合ったが、連合と拓大は残念ながらここで繰り上げ。れんごうは8区9区とも初めて登場する大学だったが、箱根の厳しさを味わった。なお東国・小針選手は差が20分以上開いた遊行寺坂からは5番目程のタイムで走破したものの、青学・高橋選手のタイムは上回れなかった。拓大・宇田選手は前年店頭のリベンジを誓ったものの、悪い流れを止められない恰好となった。
 
 
 

【7区】第91回箱根駅伝を振り返る




7区です

定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
【二宮11.8㎞】
参考:設楽(東洋)33分51秒※当時11.7km

1位小椋(青学)34分10秒①(2分53秒7)
17位末次(明大)35分34秒②7:06
4位服部(東洋)34分40秒③8:09
5位西山(駒大)34分44秒③8:09
6位武田(早大)34分48秒⑤9:02
15位大手(日体)35分18秒⑯19:16[6]11:26
8位徳永(中大)34分58秒⑨12:57[7]11:30
12位市谷(山学)35分13秒⑪16:25[7]11:30
12位海老澤(中学)35分13秒⑥11:36[9]11:36
3位石橋(東海)34分34秒⑥11:36[9]11:36
2位室井(城西)34分32秒⑧12:49[11]11:36(2分55秒6)

9位西澤(順大)35分05秒⑭17:44[12]12:24
16位鮫島(國學)35分26秒⑲21:50[13]13:00(3分00秒2)
7位内田(帝京)34分54秒⑮18:27[14]13:07(2分57秒5)
14位北村(大東)35分15秒⑩14:30[14]13:07
10位三好(上武)35分07秒⑱21:13[17]13:16
18位高松(日大)35分48秒⑫16:50[17]13:19(3分02秒0)
19位江藤(創価)35分57秒⑳24:14[18]13:27

11位高山(神大)35分09秒⑰19:41[19]14:30
20位新井(拓大)36分05秒⑬17:29[20]15:51(3分03秒5)
OP村瀬(麗澤)35分28秒(19)21:44[21]17:15
 3年連続3回目の7区の小椋選手は順調に歩を進める。1万28分半ものタイムを持っている選手がトップを走っているのだから当たり前と言えばそうだが快調だ。2位明大・末次選手はペースが上がらずこの間だけで1分半近く開いた。3位激しいバトルの駒大・西山選手と東洋・服部選手でもジリジリ引き話されている展開だ。
後ろは見た目相当差が詰まっているが飛ばしているのは東海・石橋選手と城西・室井選手。彼らが中学・海老澤選手を引き連れて、その前の山学・市谷、中大・徳永選手を追い、その前の日体・大手選手を追っている状況だ。
総合では11位に山学が浮上。10位は大東・北村選手で2分近く前。好走の帝京・内田選手に食らいついて、我慢の展開だ。

【大磯18.1㎞-二宮11.8㎞=6.3㎞】
参考:設楽(東洋)19分28秒

1位小椋(青学)19分26秒①(3分05秒1)
13位末次(明大)20分30秒②8:10
2位服部(東洋)19分39秒③8:22
2位西山(駒大)19分39秒③8:22
5位武田(早大)19分51秒⑤9:27(3分09秒0)
6位石橋(東海)20分08秒⑥12:18
7位徳永(中大)20分14秒⑨13:45[6]12:18
10位市谷(山学)20分18秒⑪17:17[8]12:22
8位室井(城西)20分15秒⑧13:38[9]12:27
15位大手(日体)20分34秒⑯20:24[10]12:34
13位海老澤(中学)20分30秒⑦12:40[11]12:40
4位西澤(順大)19分42秒⑫18:00[11]12:40
11位鮫島(國學)20分22秒⑲22:46[13]13:56
12位内田(帝京)20分27秒⑮19:28[14]14:08(3分14秒8)
18位北村(大東)20分49秒⑩15:53[15]14:30
16位江藤(創価)20分36秒⑳25:24[16]14:37
17位高松(日大)20分44秒⑬18:08[16]14:37(3分17秒5)
19位三好(上武)20分52秒⑱22:39[18]14:42
9位高山(神大)20分17秒⑰20:32[19]15:21
20位新井(拓大)20分55秒⑭18:58[20]17:20(3分19秒2)
OP村瀬(麗澤)20分10秒(18)22:38[21]17:59(3分12秒0)
 3位争いはずっと続いている。思えば昨年の区間賞と区間2位であり、高校駅伝1区でもバトルを展開した2人。まだ決着はつかないまま続き、2位末次選手が眼前に迫ってきている。その後ろ、同じペースで進んでいた早大・武田選手が少しずつ離れだしている。
後ろはまず見た目から大きく展開が変わってきた。東海・石橋選手と中大・徳永選手が見た目6番争いだがその22秒後ろに5選手が見渡せる。注目すべきは先ほどでは遠く離れていた順大・西澤選手が加わってきている事。総合でも12位に浮上で驚きだ。13位日大・高松選手は前回シード権の立役者の一人だが、苦しい走りになっている。
後ろでは6区出遅れ組の中で、神大・高山選手と選抜・村瀬選手が懸命に追っているが、拓大・新井選手は苦しい。拓大は連続でブレーキの様相だ。


【平塚中継所21.3㎞-大磯18.1㎞=3.2㎞】
参考:設楽(東洋)9分13秒

1位小椋(青学)9分04秒①(2分50秒0)
2位西山(駒大)9分07秒②8:21
3位服部(東洋)9分16秒③8:34(2分53秒8)
9位末次(明大)9分41秒④8:47(3分01秒6)
5位武田(早大)9分30秒⑤9:53(2分58秒1)
7位徳永(中大)9分32秒⑧14:13[6]12:46
4位西澤(順大)9分20秒⑫18:16[7]12:56
13位石橋(東海)9分48秒⑥13:02[8]13:02
10位室井(城西)9分42秒⑨14:16[9]13:05
8位海老澤(中学)9分34秒⑦13:10[10]13:10
15位市谷(山学)9分52秒⑪18:05[10]13:10
16位大手(日体)9分58秒⑰21:19[12]13:29
11位鮫島(國學)9分45秒⑲23:27[13]14:37
11位内田(帝京)9分45秒⑮20:09[14]14:49
14位三好(上武)9分51秒⑱23:26[15]15:29(3分04秒7)
16位高松(日大)9分58秒⑬19:02[16]15:31
18位江藤(創価)10分00秒⑳26:20[17]15:33(3分07秒5)
20位北村(大東)10分13秒⑩17:02[18]15:39(3分11秒6)
6位高山(神大)9分31秒⑯20:59[19]15:48
19位新井(拓大)10分08秒⑭20:02[20]18:24
OP村瀬(麗澤)9分38秒(18)23:02[21]18:33
 小椋選手の盤石な走りは最後まで崩れず、区間トップのタイムで通過。あまり触れられないが区間記録まで8秒に迫った走りはもっと評価されるべきだろう。後ろは2位争いに浮上した2人の中で、駒大・西山選手が猛スパートを決めて、2位へ浮上。差は8分20秒と開いたが盛り返してきている。

後ろは見た目6位中大・徳永選手のすぐ後ろに順大・西澤選手が追いつく展開。ラスト3㎞で一気に浮上した計算だ。序盤好走の東海・石橋選手と城西・室井選手が続き、片目失明の中総合の10位を追い上げる山学・市谷選手に最後ペースを上げた中学・海老澤選手が追い抜いた。日体大に続き、1分開き國學・鮫島選手、その後ろにまずまず走った帝京・内田選手。その後ろのはずの大東・北村選手はガクンとペースダウンし、上武・三好選手や終始ローペースだった高松選手に創価・江藤選手にも交わされてしまった。総合では何とか10位を保ったが、山学や順大ななどがじわりと迫ってきている。なお、後ろの神大と選抜は18分以上見た目と差がついている。

【6区】第91回箱根駅伝を振り返る




続いて6区ですね
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
なお、通過順になっております。
【芦之湯5.1㎞】記録:千葉(駒大)16分28秒
10位村井(青学)16分41秒①
9位山田(明大)16分37秒②4:55(3分15秒5)
5位高橋(東洋)16分21秒③6:29
7位西澤(駒大)16分24秒④7:08
8位三浦(早大)16分26秒⑤8:49
20位木部(中学)17分02秒⑤8:49(3分20秒4)
6位山下(東海)16分23秒⑦9:39
1位秋山(日体)16分20秒⑰17:29[7]9:39(3分12秒2)
1位西岡(城西)16分20秒⑧10:50[8]9:39
1位谷本(中大)16分20秒⑨11:06[9]9:39
1位細森(國學)16分20秒⑲18:29[10]9:39
11位小島(創価)16分42秒⑳20:48[12]10:01
12位桃澤(山学)16分52秒⑬15:06[13]10:11(3分18秒4)
12位徳原(大東)16分52秒⑩11:34[13]10:11
12位森(順大)16分52秒⑮15:31[13]10:11
15位渡部(日大)16分56秒⑫13:46[16]10:15
16位鈴木(神大)16分58秒⑭15:28[17]10:17
16位君島(帝京)16分58秒⑯15:37[17]10:17
16位横内(上武)16分58秒⑱18:14[17]10:17
16位大島(拓大)16分58秒⑪11:55[17]10:17
OP古川(関学)16分58秒(13)14:46[17]10:17

 総合優勝を目指す青学大、見ている側にとってはちょっとドキドキしていたのはこの6区だ。村井選手は前回区間18位。特にこの最初の登りがすごくきつそうでいったいどうなる事やらと思わせてたのだ。ここまでは明大、駒大など各大学詰めているが無難には入っていた。
早い入りになったのは一斉スタート組。日体・秋山選手を先頭に、城西・西岡、中大・谷本、國學・細森選手の4人が通過。。4人は全員初出場ながら積極的に展開。その後ろは創価・小島選手だが20秒以上引き離している。他、中学・木部選手が非常にスローな入りで、早大・三浦選手が一気に追いついている。


【小涌園前9.1㎞-芦之湯5.1㎞=4.0㎞】記録:千葉(駒大)10分38秒
1位村井(青学)10分40秒①
8位山田(明大)10分56秒②5:11(2分44秒0)
3位高橋(東洋)10分46秒③6:35
3位西澤(駒大)10分46秒④7:14
1位三浦(早大)10分40秒⑤8:49(2分40秒0)
16位木部(中学)11分10秒⑥9:19(2分47秒5)
6位谷本(中大)10分51秒⑨11:17[7]9:50
6位秋山(日体)10分51秒⑰17:40[7]9:50

9位山下(東海)10分58秒⑦9:57[9]9:57
9位細森(國學)10分58秒⑲18:47[9]9:57
9位西岡(城西)10分58秒⑧11:08[9]9:57
5位桃澤(山学)10分47秒⑬15:13[12]10:18
13位小島(創価)11分05秒⑳21:13[13]10:26
14位徳原(大東)11分06秒⑩12:00[14]10:37
15位森(順大)11分07秒⑭15:58[15]10:38
12位渡部(日大)11分03秒⑫14:09[15]10:38
18位横内(上武)11分25秒⑱18:43[17]10:46
19位君島(帝京)11分27秒⑮16:10[18]10:50

17位鈴木(神大)11分24秒⑯16:12[19]11:01(2分51秒0)
20位大島(拓大)11分34秒⑪12:49[20]11:11
OP古川(関学)11分45秒(14)15:51[21]11:22(2分56秒3)

 さて、下りに入ってから一気にギアを入れ替えた村井選手。区間賞候補筆頭と言われている三浦選手と同タイムでこの間走っている。また、駒大・西澤選手と東洋・高橋選手はさすが。高橋選手は不思議なフォームながらこの時点で少し驚いた。
また、一斉スタート組では3年連続6区の山学・桃谷選手がいい流れを乗り始めて、秋山選手らを追い上げ始めている。その後は団子だったが、神大・鈴木選手以下5名が心もとないタイムとなっている。その中に前回経験者の拓大・大島選手は意外であった。


【大平台13.7㎞-9.1㎞=4.6㎞】記録:千葉(駒大)11分23秒
4位村井(青学)11分40秒①
11位山田(明大)11分57秒②5:28
8位高橋(東洋)11分52秒③6:47(2分34秒8)
6位西澤(駒大)11分42秒④7:16
1位三浦(早大)11分29秒⑤8:38(2分29秒8)
2位谷本(中大)11分37秒⑧11:14[6]9:47(2分31秒5)
16位木部(中学)12分08秒⑥9:47[6]9:47(2分38秒3)
4位秋山(日体)11分40秒⑰17:07[8]9:50
7位西岡(城西)11分50秒⑨11:18[9]10:07
8位山下(東海)11分52秒⑦10:09[10]10:09

3位桃澤(山学)11分39秒⑬15:12[11]10:17
13位細森(國學)12分00秒⑱19:07[11]10:17
10位小島(創価)11分56秒⑳21:29[13]10:42
11位森(順大)11分57秒⑭16:15[14]10:55
13位渡部(日大)12分00秒⑫14:29[15]10:58
15位徳原(大東)12分01秒⑩12:21[15]10:58
17位横内(上武)12分09秒⑲19:12[17]11:15
17位君島(帝京)12分09秒⑮16:39[18]11:19

19位鈴木(神大)12分19秒⑯16:51[19]11:40
20位大島(拓大)12分26秒⑪13:35[20]11:57(2分42秒2)
OP古川(関学)12分56秒(17)17:07[21]12:38(2分48秒7)

 この辺からは早大・三浦選手による独壇場になってきていますね。このあたりまではほぼ区間記録に近い感じだ。トップの村井選手はじりじりと駒大東洋明大を引き離していて、非常に順調な感じだ。
一斉スタート組は木部選手を谷本選手が捉え6番目に浮上、送れた細森選手を桃澤選手が捉える展開だ。シード権は大東・徳原選手が微妙だが、それ以上に大嶋選手が非常に苦しい走りになり、差が1分以上となった。

【函嶺洞門17.0km-13.7㎞=3.3km】記録:千葉(駒大)9分15秒
3位村井(青学)9分29秒①(2分51秒8)
5位山田(明大)9分38秒②5:37(2分55秒2)
10位高橋(東洋)9分48秒③7:06(2分58秒2)
4位西澤(駒大)9分33秒④7:20
1位三浦(早大)9分19秒⑤8:28(2分49秒4)
6位谷本(中大)9分42秒⑧11:27[6]10:00
6位秋本(日体)9分42秒⑰17:53[7]10:03
11位木部(中学)9分49秒⑥10:07[8]10:07
2位桃澤(山学)9分27秒⑬15:10[9]10:15
8位山下(東海)9分45秒⑦10:25[10]10:25
13位西岡(城西)9分51秒⑨11:40[11]
15位小島(創価)9分54秒⑳21:54[12]
18位細森(國學)10分21秒⑲19:59[13]
9位渡部(日大)9分46秒⑫14:46[14]
11位森(順大)9分49秒⑭16:35[14]
13位徳原(大東)9分51秒⑩12:43[16]
16位横内(上武)9分56秒⑱19:39[17]
17位君島(帝京)10分07秒⑮17:17[18](3分03秒9)

20位鈴木(神大)10分30秒⑯17:52[19]
19位大島(拓大)10分24秒⑪14:30[20](3分09秒1)
OP古川(関学)11分24秒(18)19:02[21](3分27秒3)

 上位は大きく目立った動きはなく、村井選手の好調ぶりが目立つ。3位高橋選手がやや苦しくなってきて、背後に西澤選手が迫っている感じか。
総合では6位の木部選手に、東海・山下選手が良いペースを刻みだいぶ迫ってきた。前回9区で悔しい思いをした選手なだけに良かったと思うシーンだ。シードは11位拓大に日大・渡部選手と桃澤選手が大きく迫っており、このあたりが激しい展開に。序盤飛ばした中では細森選手が急落し、一旦総合順位上交わした上武・横内選手に抜き返されている。また、選抜・古川選手が大ブレーキとなっており、参考での順位も一気に落ちている。


【小田原中継所20.8㎞-函嶺洞門17.0㎞=3.8㎞】記録:千葉(駒大)10分27秒
2位村井(青学)10分41秒①
3位山田(明大)10分46秒②5:42
6位西澤(駒大)10分56秒③7:35
11位高橋(東洋)11分14秒④7:39
1位三浦(早大)10分37秒⑤8:24(2分47秒6)
6位秋山(日体)10分56秒⑯18:08[6]10:18
4位桃澤(山学)10分53秒⑫15:22[7]10:27(2分51秒8)
8位木部(中学)11分07秒⑥10:33[8]10:33
15位谷本(中大)11分23秒⑧12:09[9]10:42(2分59秒7)
17位山下(東海)11分28秒⑦11:12[10]11:12
17位西岡(城西)11分28秒⑨12:27[11]11:16

5位森(順大)10分55秒⑭16:49[12]11:29
11位小島(創価)11分14秒⑳22:27[13]11:40
8位渡部(日大)11分07秒⑪15:12[14]11:41(2分55秒5)
13位細森(國學)11分16秒⑲20:34[15]11:44
15位徳原(大東)11分23秒⑩13:25[16]12:02
14位横内(上武)11分18秒⑱20:16[17]12:19
8位君島(帝京)11分07秒⑮17:43[18]12:23
19位鈴木(神大)11分31秒⑰18:42[19]13:31
20位大島(拓大)11分45秒⑬15:34[20]13:56(3分05秒5)
OP古川(関学)12分05秒(19)20:26[21]15:57(3分10秒8)

最後まで力強い走りを見せた村井選手が区間2位の走りで襷リレー。これでほぼ盤石となった印象だ。本人も前回より2分40秒タイムがよく見事なリベンジとなった。追う山田選手は1万28分台ランナーらしく最後の平地で意地を見せた格好だ。
それから3位は西澤選手が中継所直前で交わして、追い上げのムードを作る活躍をみせた。その後ろ区間賞の三浦選手が1分以内に追い上げる頑張りとなった。
また、秋山選手が素晴らしい走りで強豪ぞろいの中区間4位の好走。これが最終的に総合14位を勝ち取る事になったのが面白いところ。最後は苦しんだ谷本選手も59分台、この後のメンツからシード権はいけると思われた。
そのシード権は11位以下に変動があり、日大・渡部、山学・桃澤選手が11位12位に浮上、拓大がまさかのブレーキで後退した。終盤良かった順大・森選手が14位へ。神大・鈴木選手が苦しく山で連続ブレーキになった神大が17位へ後退した。しんがり古川選手は23年ぶりの記録となる65分台で、見た目断トツで最下位となってしまった。

【5区】第91回箱根駅伝を振り返る


さて、5区です

定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
【箱根湯本5.0㎞】
記録:柏原(東洋)15分06秒(3分01秒2) ※参考
2位馬場(駒大)14分54秒①
1位神野(青学)14分47秒②0:39(2分57秒4)
9位文元(明大)15分21秒③1:14(3分04秒2)
4位五郎谷(東洋)15分06秒④1:48(3分01秒2)
7位山本(早大)15分16秒⑤4:42
5位及川(中学)15分13秒⑥6:01
6位宮上(東海)15分15秒⑦6:07
10位菊地(城西)15分23秒⑧7:01
12位小谷(中大)15分26秒⑨7:46
8位市田(大東)15分17秒⑩7:50
13位尾上(拓大)15分29秒⑪7:59
17位渡邉(神大)15分38秒⑫8:03
19位松枝(順大)15分50秒⑬9:19
11位小町(日体)15分25秒⑭10:03
15位前田(山学)15分33秒⑭10:03(3分06秒6)
16位竹本(帝京)15分36秒⑯10:29
OP吉村(学連)15分28秒(17)10:29
3位キトニー(日大)14分56秒⑰11:49
20位森田(上武)15分50秒⑱12:15
13位大下(國學)15分29秒⑲12:55
18位セルナルド(創価)15分48秒⑳13:10(3分09秒6)
 1位逃げる駒大・馬場選手、2位青学・神野選手がぶっ飛ばして入った。馬場選手はオーバーペースと言った昨年よりも更にハイペース。今、思うと確かに汗をこの時点でかいていたか…。神野選手に対してもこの時は「え、大丈夫か」という印象を抱いてはいましたが…。動きは良かったですね。3位明大・文元選手は一気に引き離された。
この他、力のある日大・キトニー選手と、最初で最後の大学駅伝東洋・五郎谷選手が飛ばしていた。



【大平台9.6km-箱根湯本5.0km=4.6km】
記録:柏原(東洋)14分28秒(3分12秒9)※参考

3位馬場(駒大)15分10秒①
1位神野(青学)14分43秒②0:10(3分12秒0)
6位文元(明大)15分30秒③1:32
13位五郎谷(東洋)15分44秒④2:20
15位山本(早大)15分47秒⑤5:17
4位及川(中学)15分23秒⑥6:12(3分20秒7)
5位宮上(東海)15分27秒⑦6:22
7位菊地(城西)15分33秒⑧7:18
8位市田(大東)15分36秒⑨8:14
10位小谷(中大)15分40秒⑨8:14(3分24秒3)
10位渡邉(神大)15分40秒⑪8:31
13位尾上(拓大)15分44秒⑪8:31
18位松枝(順大)16分12秒⑬10:19
9位前田(山学)15分39秒⑭10:30
16位小町(日体)15分53秒⑮10:44
10位竹本(帝京)15分40秒⑯10:57
OP吉村(流経)15分40秒(17)10:57
2位キトニー(日大)15分09秒⑰11:46(3分17秒6)
20位森田(上武)16分30秒⑱13:23(3分35秒2)
17位大下(國學)16分09秒⑲13:52(3分30秒7)
19位セルナルド(創価)16分17秒⑳14:15
 登りに入って膠着状態と思われた1位と2位の差が、にわかに詰まってきた。快調なペースで走り続ける神野選手が一気に10秒差まで追い上げてきた。ここまで区間記録ペースでどうなることかと思われた。後ろは一気に離れ3位4位、さらに区間賞候補筆頭と思われた早大・山本選手もペースが上がらず、後ろにどんどんおいて行かれている。
むしろ6位争いが元気で、中学・及川選手と東海・宮上選手が快調なペース、それよりは離れた城西・菊地選手も悪くないはずだ。9位争いは混とんとしているが主力投入の大東・市田選手と中大・小谷選手がややリードしている展開だ。

【小涌園前14.2km-大平台9.6㎞=4.6㎞】
記録:柏原(東洋)17分01秒

1位神野(青学)16分46秒①(3分38秒7)
8位馬場(駒大)17分57秒②1:01
11位文元(明大)18分04秒③2:40(3分55秒7)
4位五郎谷(東洋)17分48秒④3:12
15位山本(早大)18分23秒⑤6:44(3分59秒8)
2位及川(中学)17分34秒⑥7:00(3分48秒1)
5位宮上(東海)17分54秒⑦7:20(3分53秒5)
11位菊地(城西)18分04秒⑧8:26
9位小谷(中大)17分58秒⑨9:16
14位市田(大東)18分10秒⑩9:28
7位尾上(拓大)17分56秒⑪9:31
10位渡邉(神大)18分02秒⑫9:37
6位前田(山学)17分56秒⑬11:30
18位松枝(順大)18分40秒⑭12:03(4分04秒8)
11位竹本(帝京)18分04秒⑮12:05
OP吉村(学連)18分04秒(16)12:05
16位小町(日体)18分32秒⑯12:20
3位キトニー(日大)17分36秒⑰12:26
19位森田(上武)18分46秒⑱15:13
17位大下(國學)18分39秒⑲15:35
20位セルナルド(創価)19分06秒⑳16:25(4分09秒1)
 大平台の直後、神野選手が馬場選手に襲い掛かる。暫く様子を見ていたが、体が動いていないと判断するや否や、脱兎の如くダッシュをかけ、あっという間に首位を奪い去った。一番急坂の部分を颯爽と駆け抜けていくのには度肝を抜かれました。

後ろでは中学・及川選手が絶好調で、前回好走の宮上選手を突き放し、山本選手の背後に見え隠れする位置へ浮上。4位東洋・五郎谷選手も元気で文元選手を視界に捉え始めている。その後ろはこの間、拓大・尾上選手が元気でで9位10位を追う。そこから差はあるが山学・前田選手もこの間良かった。また、日大・キトニー選手が常に区間上位を走り続け、順位は上げてないものの、ようやく前が点々する位置へ。今後、ごぼう抜きが予想された。区間タイム的には順大・松枝選手と上武・森田選手と創価・セルナルド選手が苦しい走りでずっと下位3校となっている。


【芦之湯18.4㎞-小涌園前14.2㎞=4.2km】
参考:柏原(東洋)14分30秒

1位神野(青学)14分39秒①(3分29秒3)
20位馬場(駒大)16分46秒②3:08
9位文元(明大)15分58秒③3:59
11位五郎谷(東洋)16分04秒④4:37
3位及川(中学)15分27秒⑤7:48
6位山本(早大)15分49秒⑥7:54
6位宮上(東海)15分49秒⑦8:30
12位菊地(城西)16分08秒⑧9:55
4位小谷(中大)15分42秒⑨10:19(3分44秒3)
5位市田(大東)15分45秒⑩10:34
6位尾上(拓大)15分49秒⑪10:41
15位渡邉(神大)16分24秒⑫11:22
10位前田(山学)16分01秒⑬12:52(3分48秒8)
2位キトニー(日大)15分23秒⑭13:10(3分39秒8)
OP吉村(流経)15分54秒(15)13:20
13位竹本(帝京)16分19秒⑮13:45
17位松枝(順大)16分26秒⑯13:50
18位小町(日体)16分38秒⑰14:18
14位森田(上武)16分23秒⑱16:57(3分54秒0)
16位大下(國學)16分25秒⑲17:21
19位セルナルド(創価)16分45秒⑳18:31(3分59秒3)
 神野選手がそのままぶっ飛ばすのに比べ、駒大が一気に3分差へ。この間まさかの最下位のタイムで小涌園からはもうかなり体に異常をきたしていたような感じですが…。

ひとまず動きとしては、中学・及川選手が5位へ浮上。この躍進は予想外であった。6位後退の山本選手は12月に入って2度故障があったのが響いているようだった。9位争いは小谷選手が元気で8位菊地選手に迫っていく。逆に神大・渡邉選手がこのあたりから引き離され始めた。また、キトニー選手が一気に選抜を含め4人抜きで順位浮上、抜かれた選抜の流経・吉村選手も全体的にはポジションアップでこのあたりは3度目のさすがベテランといったところである。またこのあたりから日体・小町選手が脱落気味となっている。


【元箱根21.2㎞-芦之湯18.4㎞=2.8㎞】
参考:柏原(東洋)8分47秒

1位神野(青学)8分36秒①(3分04秒3)
4位文元(明大)9分01秒②4:24
18位馬場(駒大)10分09秒③4:41
13位五郎谷(東洋)9分34秒④5:35
3位及川(中学)9分00秒⑤8:12
10位山本(早大)9分23秒⑥8:41(3分21秒1)
11位宮上(東海)9分27秒⑦9:21
8位菊地(城西)9分19秒⑧10:38
9位小谷(中大)9分20秒⑨11:03
5位市田(大東)9分12秒⑩11:10(3分17秒1)
5位尾上(拓大)9分12秒⑪11:17
18位渡邉(神大)10分09秒⑫12:55
2位キトニー(日大)8分51秒⑬13:25(3分09秒6)
15位前田(山学)9分41秒⑭13:57
OP吉村(流経)9分18秒(15)14:02
12位松枝(順大)9分32秒⑮14:46
15位竹本(帝京)9分41秒⑯14:50
20位小町(日体)10分19秒⑰16:01(3分41秒1)
7位森田(上武)9分16秒⑱17:37
14位大下(國學)9分40秒⑲18:25(3分27秒1)
17位セルナルド(創価)10分07秒⑳20:02(3分36秒8)
 文元選手が2位浮上、怪我等の影響で万全ではない中踏ん張っていた。馬場選手の失速もあるが、実況通り下りは好タイムで駆け抜けていた。9位争い今度は大東・市田選手に拓大・尾上選手が食らいつく形で小谷選手追いかける。渡邉選手はアクシデント気味に失速した。
他、下りになって元気になった選手もおり、松枝選手がペースアップし、一時交わされた帝京・竹本選手を抜き返している。また上武・森田選手も、すぐ後ろに迫った國學・大下選手を一気に突き放している。



【芦ノ湖23.2㎞-元箱根21.2㎞=2.0㎞】
参考:柏原(東洋)6分37秒

1位神野(青学)6分44秒①(3分22秒0)
13位文元(明大)7分19秒②4:59
17位五郎谷(東洋)7分58秒③6:49(3分59秒0)
20位馬場(駒大)9分28秒④7:25(4分44秒0)
4位及川(中学)7分00秒⑤8:28(3分30秒0)
7位山本(早大)7分07秒⑥9:04
14位宮上(東海)7分20秒⑦9:57
11位菊地(城西)7分17秒⑧11:11
3位市田(大東)6分57秒⑨11:23
8位小谷(中大)7分08秒⑩11:27
6位尾上(拓大)7分05秒⑪11:38
2位キトニー(日大)6分50秒⑫13:31(3分25秒0)
OP吉村(流経)7分19秒(13)14:29
16位前田(山学)7分42秒⑬14:55
19位渡邉(神大)9分00秒⑭15:11(4分30秒0)
12位松枝(順大)7分18秒⑮15:20
10位竹本(帝京)7分14秒⑯15:20(3分37秒0)
18位小町(日体)8分33秒⑰17:50(4分17秒5)
5位森田(上武)7分04秒⑱17:57
9位大下(國學)7分09秒⑲18:50
15位セルナルド(創価)7分29秒⑳20:47(3分44秒5)
 神野選手の軽やかな走りは最後まで衰えず、1時間16分15秒という前人未到の記録を出して見せた。今まで箱根から優勝の二文字がついたことのない青学大が華やかな往路優勝を果たした。しかも2位の明大とは約5分差。これは、ほぼ決まったか、という状態であった。

その後ろが大変。馬場選手がついに足が止まり、フラフラの状態に。何とか走り続けたものの、最後の曲がり角に到達してから、前に進む事も困難な状態に。何とか走り切ったものの、まさかの悪夢を見る事となった。また、抜いて行った五郎谷選手も脱水症状でかなり失速気味で、4強は山登りで大きく明暗が分かれる事となった。

5位になんと79分台で走り切った及川選手がゴール、その後早大東海城西が続き、下りに入ってからようやくギアチェンジできた市田選手が9位、流れは作れた中大までがシード権内。僅差で前評判決して高くなかった拓大が続く展開となった。

そこからは2分近く間があいて、キトニー選手が倒れ込みながら辿り着いた。78分台の好走だったがそれでも2分もシードと差がある展開。後ろは最後まで安定した流経・吉村選手に、何とか13位まで順位をあげた山学・前田選手。前への推進力がかなり低下した渡邉選手が続いた。神大は今年も噛み合わなかったか。直後にラスト争いの順大と帝京。だいぶ差があいたあと、苦しい走りとなった日体・小町選手を終盤元気だった上武・森田選手が追い込む形でゴール。3区ブレーキに泣いた國學が19位。しんがりに初出場の創価がやはり厳しい走りとなりゴールにたどり着いた。

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